[うま酒みわの舞・卒川神社]

大神神社の摂社の卒川(いさがわ)神社で行われる三枝祭、またの名を百合祭と呼ばれるこのお祭りは文武天皇大宝年間(701〜703)から伝わる古式の神事で、三輪山より自生する三枝の花(笹百合)を酒樽に飾りお供えされ、ササユリを手にした巫女達による優雅な神楽が奉納されます。大物主大神の娘である五十鈴姫が三輪の里で百合を摘んでいた所に神武天皇が通りかかり、あまりに清らかで美しい姫をみそめ、皇后に迎え入れられたというロマンチックな伝説もあります。(奈良市)(2004.6.17)