上記各画像をクリック⇒拡大  宗胤院の南庭  

★當麻寺 来迎山 宗胤院について

當麻寺来迎山 宗胤院(そいにん)は、享禄・天文時代を中心に當麻寺の営繕にたずさわった勧進聖の筆頭、宗胤上人(?−1547)を始祖とする寺である。
上人は当時畠山の乱を代表とした戦国の乱による當麻寺の荒廃を復興したのみならず重文、當麻寺縁起(1531)三巻を発願した。とくにこの中巻は世阿弥の作と伝える謡曲「雲雀山」で名高い中将姫の継子いじめの説話を付加することにより、広く人々に知れわたる新しい縁起となったのである。また、曼荼羅堂の手前にある南無阿弥陀仏三界万霊の石塔婆は、大永七年(1527)四月宗胤が願主となって造立したものでありその功徳の大なることを宣揚したものである。
なお、奥庭の妙道園からは双塔が見られ、両忘の門をくぐれば野点等楽しむことができるとともに、その周囲に咲く壱千種を越える茶花、山野草の誇らしげな姿は心憎い許りである。

現在、寺院で点心風茶粥料理(金、土、日と 8月は全休)をご予約にて作っています

 右、画像クリック⇒拡大