胃潰瘍とピロリ菌

 

ピロリ菌を知っていますか。

ピロリ菌は正確にはヘリコバクターピロリと言います。

自分の周りに膜を作って酸の強い胃の中でも生きていける細菌です。

40歳以上の日本人の約八割の人が胃の中に持っています。

今までは胃カメラを飲んでピロリ菌を調べていましたが、最近尿や吐いた息からピロリ菌の存在を証明する方法が開発されました。

何度も胃潰瘍をおこす人の場合、ピロリ菌が関係していることが最近の研究でわかってきました。また薬によって胃の中のピロリ菌を掃除してしまう(除菌)と胃潰瘍の再発が抑えられることが証明されました。

ピロリ菌の除菌は胃潰瘍治療の新しい柱となってきています。