[飛鳥大仏・飛鳥寺]

飛鳥寺(安居院・あんごいん)の本尊飛鳥大仏(釈迦如来像)は年代のわかる仏像としては日本最古の仏像。ただし何度も修理されており、当初のまま残っているのはわずかな部位だけだそうです。お顔は法隆寺金堂の釈迦三尊像とよく似ている。605年に推古天皇が百済から渡来した仏師に作らせたと伝わる。大晦日と四月の会式のときだけ扉が開けられます。除夜の鐘の音を聞きながら拝む、闇に浮かぶ仏像はなかなか厳かなものであります。(明日香村)(2005.1.1)