9 月

つゆくさ

(ツユクサ科)

梅雨頃から咲き始め9月頃まで咲きます。早朝の露を受けて咲くので露草というのでしょう。朝咲いて午後にはつぼんでしまう可憐な花ですが、毎朝次々咲く旺盛な花でもあります。庭の片隅に咲いているのを見かけました。秋は特にその瑠璃色がきれいなように思います。(2006.9.13)

ヘクソカズラ

(アカネ科)

山野や藪によく生える蔓性の多年草。庭の椿にからんではびこっていました。かわいそうにえらい名前をつけられたものです。この臭いではしかたないか。でも植物としては意味のある臭いなんでしょうね。別名ではきれいにオトメバナとも言われています。
(2006.9.13)

岩シャジン

(キキョウ科)

山地の湿った岩場に咲くようです。以前にもあったように思うんですが、いつの間にか消えてました。野草の店で売ってましたので買ってきました。来年も咲きます様に。
(2004.9.26)

ナンバンギセル

(ハマウツボ科)

ススキや,ミョウガなどの根に寄生する実に奇妙な形の花です。上部に紫色を帯びた筒型の花が咲きます。緑の葉がないので光合成ができず養分は寄生する宿主から吸い取るそうです。南蛮渡来のキセルに似ていることからの名前ですが、下向きに物思いにふけるような様から万葉集などに思い草と詠われています。矢作ススキに寄生させています。(2005.9.3)

ナンバンギセル

(ハマウツボ科)

(2006.9.26)

朝顔

(ヒルガオ科)

昔から幾種類かの朝顔が咲きますが、最近は手入れもせず種まきなどもしていません。それでも強い種類の朝顔が毎年犬の檻に巻き付いて咲いてくれます。
(2004.9.11)

ヤブラン(斑入り)

(ユリ科)

ヤブランの園芸種でしょうか。葉に縦に白い斑があります。公園の下植えなどによく植えられています。
(2004.9.10)

武蔵アブミの実

(サトイモ科)

花は4月に咲きます。ウラシマソウやマムシソウなどと同族のテンナンショウ属です。これはその実でしょうか?今年初めて見ました。(2004.9.10)

スギゴケ

(コケ科)

これは花ではありませんが、綺麗に並んでいる様は全体で花のようです。本当の花は多分、胞子のようなものと思います。
(99.9.7)

ふうせんかづら

(ムクロジ科)

花は6ミリぐらいの小さな花です。紙風船のような袋の中に黒い実が入っています。あんどん仕立てにされているのを見かけることがあります。我が家では垣根に這わせてあります。(2000.9.19)

ねこのひげ

(シソ科)

インド、マレーシア原産とのことですが、和風の風情があります。雄しべと雌シベを長く伸ばし、ほんと、猫のヒゲのようです。
淡路花博で買ってきましたが、庭に置くと花の高さが20センチにもなり見事に咲きました。6月頃から10月ぐらいまで次々と咲くようです。
(2000.9.30)

イチジク

(クワ科)

漢字で無花果と書きます。花がないわけないのですが。実(多分子房)の先におちょぼ口のように花があります。毎朝、取り立てをいただいております。
(99.9.15)
カミキリ虫にいかれました。ぼろぼろになりましたので、残念ですが除去しました。(2002)

ヤクシマギボウシ
(多分そう思います)

(ユリ科)

ギボウシは日本他東アジアに多く分布し、昔から愛培されていたようです。種類も多いですが、アメリカで改良が加えられ、ホスタという名前で出回っています。
これは小振りのヤクシマギボウシで鉢に持ち込んで玄関に飾っています。(2003.9.7)

彼岸花

(ヒガンバナ科)

律義にお彼岸の頃にきっちり咲きます。植えた覚えがないのですが、庭の片隅に咲きました。球根ですから鳥が運んできたとも思えません。なにかの土に混じってきたのでしょうか。
(2003.9.27)

彼岸花(白)
(園芸種)

(ヒガンバナ科)

きっちりお彼岸の頃に川岸や野の畦に咲きます。野生種は赤花です。なぜか縁起の良くない花と決めつけられているようです。これは園芸種の白花ですがなかなか綺麗です。根に毒があるそうです。
植えた覚えないのに、いつの間にか赤い普通の彼岸花も咲いてます。
(2003.9.27)