発言者:浪速丹治 さん (男性) トイレのフラッシュバルブには【バキュームブレーカ】が付いているから安心です。 バキュームブレーカはフラッシュバルブの吐水部に取り付けられる器具 【バキュームブレーカーのしくみ】 給水の配管の中に何らかのことで空気が入ったり抜けたりするそうなのですが、 この抜けた空気のことを専門用語で「負圧」といいます。 この負圧が給水管の中に発生しすると周りのいろいろなものを吸引する力が加わり、 その中にトイレの排水管に流れるべき汚水も吸引され極めて非衛生的な現象がおきることは工学的に証明されています。 そこでフラッシュバルブを使用するトイレには、この負圧を殺す装置として発明されたものがバキュームブレーカーというものです。 原理は簡単で、配管の中に負圧が発生すると、直ちに外部から空気を吸い込むのです(これを大気圧式バキュームブレーカといいます) 。 このようにして汚水が給水管に逆流する危険を防止する役目をもっています。 旧型品では(エルボのような形状で吸気口にポツポツ穴があるやつ)中に吸気便と給水閉止弁が内蔵されネジを支点にシーソーのような動きをする。 改良型の現行品はスリムな円筒形で吸気弁と給水閉止弁が一体の形状の弁がぶらさがったように取り付けられており 圧力のある方向に弁が動くしくみになっている。 2009.11.24
発言者:そういち さん (男性) 水道屋さんも書いているとおり、水圧がかかっているので通常時は絶対に逆流しません。 また、断水時などで水道管が負圧になった場合でもトイレの設備から汚水が吸い込まれることがないようにしてあります。(水の逆流を防ぐ逆止弁や汚水に給水間が直接つかないような構造など) ただしお掃除などで汚水の入ったバケツに水道のホースをつけておく行為は危険です。蛇口には逆止弁がない場合があり万一水道が断水すると汚水が吸い込まれる危険があるからです。 発言者:水道屋さんKUNIさん 基本的には水道圧があるため 管端から管内への逆流はありません。 水道圧はおおよそどの地域でも1.5s〜2.5s/立方センチ 、一般家庭の蛇口が繋がっている部分の管の断面部分に1.5〜2.5キ ロ圧力がかかっていると思って下さい。 この圧力だけで15M〜25Mの高さまで水道を押し上げることが出来ます。 これだけの圧力があるので普段ならばお水が逆流することはありませし 弁が閉じているのでばい菌が泳いで中に入り込むことはありません。 しかし特殊な原因がある場合 本管内へ汚水が逆流する事もあり この汚染原因を作らないようにするために免許制度があるんです。 最近ではビニル管の普及のため DIYで知識のない方が水道管工事をされる場合があり 水道本管汚染がいつかあるのではと業界では危惧しております。 本管汚染はその家だけでなく周辺一帯にも 影響があるため大変重要な問題になります。 特殊な場合の原因を作らないためにも 給水管工事だけは出来ることならば 経験の豊富な水道工事店に依頼して頂きたいと希望しております が・・この業界にも規制緩和の波が 全く現場の知識がない方も机上の理論だけで 試験に合格しているのが最近の現実です。 ご意見、体験記などお待ちしております。 |