眩しい・・・ |
車を運転されている方は、夜間対向車が来たときに、ヘッドライトが
上向きになっていて、一瞬眩しさを感じる事が、多分にあると思います。
これは、当たり前の話、光が眼に飛び込んできて、眩しい光と感じます。
対向に限っては、この上向きヘッドライトの光の向きは不適切だと言う
ことになります。逆に対向車の無い場合は、遠くを照らし事前に危険
回避のための正しい光の向きと言えます。
その場所、場面に応じて光源は、正しく照らされているでしょうか?
今回は、「光害」(ひかりがい)について、トイレにこれを当てはめて
考えてみることにします。
薄暗い公衆トイレがあったとしたら、”怖い”と感じてしまいます。
ある程度、明るくて、中の様子が程良く伺えて、ややOPEN的な公衆の
方が安心ですね。
しかし、照明の明るすぎる公衆トイレはいかがでしょうか?
「明るくてこしたことは、ありません。暗いよりはましだ。」と、
最終的にはそれで、終わってしまうのですが、前振りの正しい光源の
向きを考えた場合、明るすぎる=不要な場所も照らしている、と考え
ました。もっと悪いケースは、不要な所だけを照らしている公衆も
あるかも知れません。
簡単に一例を挙げると、男女案内プレートにライトを照らしていると
します。夜間、どちらが男子か女子か判断しやすいようにと専用ライト
を付けたとします。しかし、プレートの素材がステンレスである場合、
ハレーションを起こして、見づらい時があります。わざわざ照らさなくても
余光(他より漏れた光)で、判断つけるように工夫できるかもしれません。
また、トイレ内の光源も男子は小便器がメインであると考えられ、
個室側にそれほど、光が回り込まない所もあります。洋式は少し広く
スペースが取ってあるので、そのような場所に光が届いていないと、
人が潜んでいても分かりづらいでしょう。(女子の場合)
光の問題で、セキュリティーに関連させましたが、「光害」に話を戻すと
明るすぎる、眩しい位・・・、の公衆トイレは、人を始め、まわりの環境に
影響を及ぼしていると考えなければなりません。
適所に光源が向いているか?向いていても明るすぎて、余光が無駄に
なっていないか?チェックしたら訂正ヶ所があるかも知れませんね。
必要最小限の光源で有効に室内を照らす事は、省エネにもつながり、
浮いた、経費で管理の方に回してもらえれば、言うこと無しです。
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