車椅子の視点から街を見て
【投稿:GALA さん】
「車椅子で地下鉄を利用しようとした男性がエスカレーターで転倒して 怪我をした。車椅子の重さと本人の体重とで100キロ以上になり、 ひとりでは介助するのが困難であることは分かっていた筈なのに、 介助の駅員が1人しかいなかったことが原因だとして、大阪市交通局を 相手に、賠償金の支払いを求める訴訟を起こしたとのこと。」
車椅子で外出する機会も多々ある人間として、このニュースは決して 人事ではないと思いました。エレベーターの設置 されていない駅では、当然、駅員さんや友人たちの 介助を受けることになります。
特に僕の場合は、身長186センチ、体重100キロ近い 体格のため、介助には最低でも男性5人くらいの手が必要になります。 しかし、駅員さんの数が多い駅ならばいざ知らず、 数人くらいしかいない駅では、さすがに駅員さんだけに 頼るわけにはいきません。最寄駅で 同じ電車に乗り合わせたり、他方面から到着した友人 などに介助を頼むことも出来ますが、そうもいかないときは一旦車椅子から 降りて、駅員さんや友人に身体をサポートして貰いながら、エスカレーターや 階段で昇り降りすることになりますが、足腰に障害を持つ人間にとっては、 エスカレーターや階段の昇り降りほど怖いものはなく、ひとつ間違えば命にも かかわってくることもあります。駅だけでなく、不特定多数の人が利用する 施設には先記のように、誰もが利用しやすいように工夫して戴きたいものです。

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