エコトイレについて
地球環境が話題となっております。汲み取りから水洗に移行した結果、 水資源の無駄遣い等が懸念されています。 エコトイレについては非常に難しい問題です。快適に慣れ親しんだ現在、 はたして無駄のない資源利用が出来るでしょうか?

■ みなさまからのご意見

発言者: みゆきさん さん (女性) 
私の友達はバイオトイレを販売しています。そうそう、その富士山のトイレです。 私は今度自宅の改装とか、建て替えがあるなら、是非自宅にもバイオトイレを 設置したいと思っています。どんな良い事があるかというと、4時間程度で汚物は 肥料のような土と少量の水とに分解されます。電気はソーラーシステムで充分です。 しかし問題があります。何だと思いますか? それは観光客や登山客が持ち込む「空き缶」です。 それを便器に投げ込む人が結構いるそうです。信じられますか? このマナーの悪さ。 エベレストの山々でも、ゴミを捨てる人が多いそうですが、日本語の表示のついているものが 多く、たぶん日本人が捨てたのだろうという事が言えますよねぇ。 先ずは、日本人のマナーの意識を変える事から始めないと、良いものが開発されても、 活かされません。このトイレ、色々な使い方があります。高速道路のパーキングとか、 工事現場とか、もちろん公園、被災地。今では介護用のイス型のも有るし、家畜用の大きなも のまであります。 何せ、衛生的で、なくなる資源の無駄遣いをせず、肥料とか資源になるものが生み出される という先端のものは国も地方自治体も個人も努力して使用するべきだと思います。 それと、子供のころからのマナー教育ですねぇ。トイレの話をする為に、 教育やマナーの話までしなければいけないというのも何か不思議な気がします。 日本が世界一美しい国である事、期待しています。2005.10.10
発言者:びんびん さん (女性) 
中国のある田舎では糞尿を、大きな地中に埋めたタンクに溜めて発酵させ、 メタンガスを発生させて、ガス管を台所までひいて、糞尿から発せられた ガスを使って調理をしているそうです。 これはすばらしいエコライフだと思いませんか?日本でも高い水道料を使って 糞尿を廃棄してしまわず利用しましょう。2005.02.21
発言者:wakuさん
『エコトイレ』のことである新聞記事を思い出しました。それは、読売新聞2000年4月6日の 新聞に『次世代トイレは非水洗!?』という記事がありました。これには、水洗型は水不足を招く 可能性と、土壌浄化循環式トイレと乾燥式トイレなどのエコトイレに関するものでした。 たしかに、水洗式は大量の水を使用します。特に女性は用を足す際に発生する音をごまかすために 水を流します。・・・しかしそのことについては某企業が水洗用の水にかかるコストを削減させる ために『トイレ用擬音装置(水の流れる音を効果音として発生させる装置)』を開発し、 オフィスビルなどに設置しています。これはかなり効果があります。でも、家庭でも相当の水を、 汚物を流すために使用しています。この記事では公衆トイレでコンポストトイレを設置するごくま れな例が記載されています。 非水洗ですが、堆肥させるトイレです。便池に土が入っておりおがく ず・生ゴミなどの微生物が分解してくれて、いい肥料になる仕組みです。家庭用でもこのような “堆肥式トイレ”は販売されていますが、今の世の中では使用されていないでしょう。 (・・・と言うより地方自治体が認可しないでしょう)とくにこのようなトイレは、 浄化槽が設置できない地域や地下の工事現場などの下水道より下で作業する場合、 国立自然公園などで実用化されていくと思います。 自宅でも上水を水洗洗浄のために利用するの ではなく雨水などを利用し使用するなどのことができるはずです。そのことでトイレが汚くなるわ けではないのですから・・・。と言うより考えないから汚くなっていき、「トイレは汚いもの」 だと思ってしまうのです。 やはり21世紀には非水洗トイレは必要です。環境面からも・・・ そして災害の対処方法として・・・。
発言者:hahaha
エコトイレとして、最近話題になってます。水洗トイレはある意味、資源を消費するようです。 資源とは、水です。結構な量を使用し、生活排水では風呂に次ぐ2位を占めています。 1回水を流すだけで8−12リットル使う。1回のトイレ利用で2、3度と水を流せばさらに 多くの水を使用することになる。このような水洗トイレは「理想的なといれであるか?」といった 疑問の声が大きくなっています。アメリカでは、1回で流す水量を6リットルに、 シンガポールでは4.5リットルにする動きが出ている。次世代トイレ研究会はこうした現状を 踏まえ、利便性だけでなくエコトイレシステムを研究されて今後、環境循環式トイレを考案、 普及させていきたいということです。
発言者:へちまやさん
トイレに大量の水が必要なのは、ひとつには便器の洗浄である。水量がないと、洗い落せないと 言われている。 二つめには、配管で運ぶためには最低8リットル以上は必要という設計になって いることである。生(なま)し尿だとまず流れないし、およそたて管とそれに近い角度以外は 不可能であり、長い距離は1/100の勾配でなければ流れないし、1/100で流すにはかなりの水量が 必要だ。この際、水はベルトの役割というか運搬手段である。 三つめに、衛生的な観点と処理する 観点から希釈効果の役割があるとされている。水で洗い、水で運び、水で処理し最後に水に (河川、湖沼、海に)放流するというシステムがかくして牢固として出来上がっている。 この点で、規模の大小はあれ浄化槽、農業集落排水、下水道はみな同じである。 もう一つ、 大きな問題があって心理面の問題である。社会心理というのだろうか文化というのだろう、 流せないトイレは劣るという考え、下水道でないと先進国ではない、文化国家ではないという考 えである。過度の清潔志向、人間の生物的活動をなにか別のものだと思いこみたがる性向である。 これに関連して(技術面とも関連するが)処理されて出る最終処理物の扱いである。 いわば人糞からうまれたものをうまくコンポスト化して、それが農家の肥料として歓迎されるか どうか、処理して豚や牛や鶏と同じくは有機農業の肥料材料として取り扱われるかどうか、である。

ご意見、体験記などお待ちしております。

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