トイレに神様が居る
 台所や、トイレなどの水周りに関する場所には、神様が 居ると、小さい頃から教えられました。 どのような、神様かは知らないのですが、例えばこんな事を すると、「罰」が当たると親から言われました。
1、台所の流しに熱湯をいきなり流してはいけない!
2、トイレに唾を吐いてはいけない!
3、井戸の蓋に、登ってはならない!
(水周り以外では)
4、敷居を踏んではいけない! 
5、刃物を火で、あぶってはいけない!
6、箸を捨てるときは、折って捨てる
など、家の中にはいろんな所に、神様が居られるのだと、 実感しました。 最近の方は、このような事を知らないでしょうね。 それぞれ、どのような罰が当たるか、今回は述べませんが トイレに限って、説明したいと思います。
まず、「トイレに唾を吐くな」ですが、唾を吐くと、口の横に 出来物が出たり、荒れたり、して来るという事です。 食生活が乱れると口内炎が唇に出たり、口の開閉が痛い などの症状に似ています。 子供の頃、”口が荒れたら”、親から「トイレに唾吐いたのか?」と よく聞かれました。 小さいときから、良く注意されたので未だ便器に向かって 唾を吐けません。口が荒れると思っているからです。
トイレには、神様が居る。
実際これと、似ていませんが、お寺のトイレで神様を祀ってある 所があります。奈良県高市郡高取町の壺阪寺です。(取材済み) こちらには、小便器ごとにお札が吊ってあり、「トイレで転倒しない」 効き目が有るらしいです。
また、仏教界では、修行の1つに便所があります。 あとは、お風呂と食事だと思います。 京都の東福寺にある「東司(とうす)」が有名ですよね。
地域によって、トイレにはいろんな神様が居られるようです。 私の地域では、「唾吐き禁止」ですが、全国のいろんなお話を 聞くと、それぞれの言い伝えがあるものですね。

■ みなさまからのご意見

発言者:2525MAMI さん (女性) 
中部地方の限られた地区ですが、(岐阜)の北部は、家を新築した際にトイレでおうどん食べたり、 隣県では、お抹茶とお菓子をいただいて、お家のお披露目と、繁栄を願う摩訶不思議な行事がある様です。

※新築のトイレでうどんを食べるのは、昔トイレは屋外にあり、老人が寒さで脳卒中で倒れることがあったため、 温かいいどんを食べて長寿を祈願したという言われがあります。
2010.09.10



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