北海道ドラマチック秘境探訪4日間の旅
2日目  2009.07.11
知床半島と根室半島の中間にある野付半島は北海道野付郡別海町(べっかいちょう)にあり、海流によって鳥の嘴(くちばし)のように砂が堆積した全長28kmに及ぶ日本最大の砂嘴(さし)で、今もなおその姿を変えている。
   北の野付水道と南の野付湾に挟まれた砂嘴の上をフラワーロードが走り、半島の付け根から野付半島ネイチャーセンターまでの15kmを結ぶ。
野付半島ネイチャーセンター前の海岸から国後島を眺める(僅か16km先にある) 
野付半島表示碑 
ネイチャーセンター前から野付半島トトドラワへの遊歩道(片道1.2kmの遊歩道があります)
遊歩道の両側には、黄色のエゾカンゾウ・赤いハマナスの花が咲き乱れている。
遊歩道に沿って観光用の花馬車(ネイチャーセンターからトドワラまで)が運行されています。一回500円
トドロワの成立は、砂嘴(さし)上のトドマツ林が、海水面上昇ないし地盤沈降によって枯死したものと見られ、1954年の洞爺丸台風が枯死を加速したとも言われる。ほとんどは樹齢100年前後のトドマツであるが、それよりやや古いエゾマツも混じる。 トドマツのトドに原っぱの原(ワラ)をあわせてトドワラと呼ばれるようになったらしい。
トドロワの湿原にはかなり風化が進み、多くの古木は白骨化して倒壊している。 
野付湾の干潟 
ナラワラ
原始林オンニクル、ポンニクルも周囲から枯れてきていて、特に道路に面した枯れ木の多いところをトドワラに合わせてナラワラと呼んでいます。ここはミズナラ・ダケカンバ・ナナカマド・エゾイタヤなどが生えていて、特にミズナラが優占しています。。 
野付湾に広がるエゾカンゾウ群
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