北海道悠久の3日間の旅 
撮影  2011.07.08
独特の風情漂う小樽運河は、大正3年に着工し9年後に完成しました。内陸に水路を掘ったものではなく、沖合を埋立て、陸との間に出来た水路で「埋立て式運河」と呼ばれています。
海上に停泊した船舶からの貨物を乗せたはしけ舟を係留して、貨物の荷揚げに使われていましたが、人力で荷揚げする方式は戦後に入り衰退していきました。
1960年代に入り、運河を埋め立てて、道路として整備する方針が小樽市から打ち出されました。1986年には北海道道17号小樽港線が開通して、散策路やガス灯が整備され、大きく変わった運河周辺は、小樽の一大観光スポットに成長し、1996年には都市景観100選を受賞しました。
 
 
 
 
 
 昭和58年(1983)に、小樽の街並みを形成する独自の歴史や文化を継承しながら都市景観の形成を図ることを目的とした「歴史的建造物及び景観地区保全条例」が制定されした。さらにその後、この街並み保全型の条例を発展的に解消し、新たな建造物などによる都市景観の創出などを盛り込んだ「小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例」を、平成4年(1992)に制定され市が指定した歴史的建造物は71棟、うち現存するのは67棟で観光名所の魅力の一つとなり、観光都市として発展しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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