下層遺構群
比較的小さな石を用いて構築された遺構である。東西及び南北方向の二列の石垣によって区画され、東西方向の石垣の北側に用途不明の長方形の石積施設、南北方向の石垣の南に山側へ上る階段状遺構がある。巨石列の裏側に位置し、通路建設時に埋められている。したがってこれより古い時代、1567年(永禄10)織田信長入城以前のものである可能性が高い。東側に広がっていると推定される下層の遺跡の一部であるが、発掘した部分の遺構のみを、上層を切り取った形で展示している。