二条城をゆく
二の丸御殿唐門  (重文)
徳川家康が、京都御所の西南に造営した城である。  1586年(天正14)、豊臣秀吉が京都復興策として着手した聚楽第構想を引き継いだ「京之城」で、幕府の権力のシンボルとしての意図がこめられた。
1603年(慶長8)3月27日、晴れの竣工をみた二条城で、家康の征夷大将軍宣下の賀儀がおこなわれ、4月4日から3日間、家康は諸大名を招き、祝賀の宴を張った。
二の丸御殿の正門。切妻造り、檜皮葺(ひわだぶ)きの四脚門。
前面と後面の屋根に唐破風をそなえる。両面開きの唐戸があり、軒の下の雲に龍、竹に虎、牡丹に唐獅子などが彫刻が施されている。
飾り金具は桃山文化を代表する豪華な意匠だある。
 

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