矢立の杉
山中城跡本丸の天守櫓に接して植生しており、樹高31.5m・周囲の樹木より一段と高く山中城跡のシンボル的存在である。
推定樹齢は500年前後といわれ、植生地はスギの生育の適地であるため樹勢も良好で、目通り4.37m・枝張りは西側へ15m・北東側へ8メートルも展開し、各枝の葉色も良い。
「矢たの杉」の呼称については、出陣の際に杉に矢を射立て、勝敗を占ったためと、「豆州志稿」の中の記述にある。