大神神社

日本最古の神社として知られ、大物主命をまつる三輪山を御神体という。
三輪明神ともいい、平和の神・福の神・酒の神・薬の神としてあがめられてい
る。
大神神社の年中行事
- 繞道祭(にょうどうさい)
- 年の初めの一月一日午前一時から古式によって執行される神事。
御神火をもって境内諸社を繞(めぐ)るところから出た名で今は御神火まつり
といっている。
長さ八m、まわり一.七mの大松明に移された御神火を、待っている氏子たち
が各自の火縄にあらそって移す。その御神火は各自の家に持ち帰って神棚の献灯
や雑煮の祝火とする。
鎮花祭り(はなしずめまつり)
- 毎年四月十八日午前十時から執り行われる由緒の深い祭。
この祭の起こりは、祟神天皇の御時に疫病が流行したので、御祭神大物主命の
お告げによってその神の子孫、大直祢子(おおたたねこ)命をまつったことに始
まる。
春の花の飛び散る頃は、陽気で人間の気の一番ゆるむ時でもあり種々の疫病が
流行する。よって、疫神を鎮めて疫病を防ぐ祈願のための祭である。
ユリの根とスイカズラ(忍冬)の薬草が供えられるので、「薬まつり」とも言
う。
新屋敷あたりから見た三輪山

平成10年9月の台風の後の三輪山
木が折れたり倒れたりして、山が荒れているのがわかるでしょうか。