「いにしえの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に においぬるかな」と詠まれたのはこの桜だそうです。奈良に生えている桜という意味ではなく、「ナラノヤエザクラ」という固有の品種名です。知足院にあるのを大正13年に発見され天然記念物に指定されています。知足院の裏に、原木(多分何代目か)があり、その子分けされたものが、奈良公園のあちこちに植えられています。他の桜が終わる四月下旬頃に咲きます。花は小さめの八重で、蕾は赤く、花は薄いピンクで咲き方も清楚な感じ。
(今年の桜の追っかけの最後に奈良公園を探索してきました。100本ほど見ることができました。)
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