----------お水送り---------
2011年

[お水送り・若狭神宮寺〜鵜の瀬]

お水送り_若狭小浜

奈良東大寺のお水取りのお香水はここ小浜の神宮寺から送られるという伝えがあります。752年、東大寺の二月堂が建立され、全国の神々が招かれた「修二会」(しゅにえ)に若狭の遠敷(おにゅう)明神だけが魚釣りに夢中になって遅刻、おわびに修二会に使われる香水を送る約束をしたと伝えられています。下根来八幡宮で営まれる「山八神事」から始まります。神事では赤土をお神酒で練ったものをご祈祷してから参拝者全員がなめて、残り土で柱に「山」と「八」の字を書く「おこない」のような行事。神宮寺では「弓打ちの儀式」があり、夜に入ると「だったんの行」、その火を大護摩に移し祈祷の後、さらにその火を大松明、中松明、手持ち松明につけ、山伏、僧のホラ貝の音とともに2キロ上の鵜の瀬まで行列します。一般の参拝者も手に手に松明を持ち延々と続きます。鵜の瀬では大護摩が焚かれ、ほら貝の音が響き渡るなか、白装束の住職が送水文とともに竹筒に入った「お香水」を川面に注ぎます。この水は地下を通って、10日間で東大寺二月堂の「若狭井」に届くとされ、13日未明の「お水取り」でくみ上げられと伝わる。
(小浜市)(2011.3.2)


[ダッタン_神宮寺]
(2011.3.2)(小浜市)


[松明行列1_小浜]
およそ1キロぐらいの松明行列が行きます。先導は東大寺に縁の深い江州の飯道山の行者講。
(2011.3.2)(小浜市)


[松明行列2_小浜]
大松明に続き御香水を運ぶ一行。
(2011.3.2)(小浜市)


[松明行列3_小浜]
地元の各種団体からの中松明も続々と続きます。
(2011.3.2)(小浜市)


[送水神事1_遠敷川鵜の瀬]
(2011.3.2)(小浜市)


[送水神事2_遠敷川鵜の瀬]
(2011.3.2)(小浜市)



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