[お水送り2・若狭小浜]

「お水送り」に先立ち、若狭・小浜の下根来(しもねごり)八幡宮と神宮寺で達陀(だったん)の行や大護摩法要が行われます。大護摩からもらい受けた火を手に、山伏姿の行者や白装束の僧侶らを先頭に3,000人(参拝者も参加)もの松明行列が、ほら貝の音とともに2Km上流の鵜(う)の瀬へ向かい、その松明の火でここでも大護摩が焚かれます。この後、遠敷(おにゅう)川の対岸から白装束の僧により竹筒から「お香水(こうずい)」が注がれます。このお香水は10日かかって東大寺二月堂の「若狭井」に届くとされ、13日未明の「お水取り」でくみ上げられます。
(福井県小浜市)(2004.3.3)