[がん封じ・大安寺]

大安寺の光仁会(こうにんえ)。病弱だった光仁天皇が同寺に参拝し、境内の青竹で温めた酒を楽しんで健康を保ち、当時としては高齢の62才で即位され77才まで在位されたとの伝承にちなむ行事。参拝者は本堂でがん封じの祈祷を受けたあと、笹娘から竹製のちょこに酒を注いでもらいます。青竹の筒で温められた笹酒の薬効が相俟って、御利益あらたかといわれ、全国から参詣者が詣られます。(奈良市)(2001.23)