[和紙の里1・吉野]

吉野川の上流にある和紙の里。国栖(くず)地区の窪垣内あたりは手漉き和紙の産地として栄えてきました。明治中期までは国栖地区を中心に村の半数約400戸で和紙作りを行っていたとのこと。近年は洋紙に押され需要が少なくなっていますが、一方で高級和紙の良さも再認識され、何軒かで伝統の手法で生産されています。保存技術保持者の福西さんの庭には晒されたコウゾと漉かれた和紙が干されていました。(吉野町)(2005.2.22)