[和紙の里2・吉野]

吉野川の上流にある和紙の里。国栖(くず)地区の窪垣内あたりは手漉き和紙の産地として栄えてきました。近年は洋紙に押され需要が少なくなっていますが、一方で高級和紙の良さも再認識され、何軒かで伝統の手法で生産されています。原料のコウゾを、身を切るような厳寒の吉野川で、丹念に晒されます。しかしこうした伝統の吉野川での晒し作業も今では工房内でなされるのがほとんどのようです。(吉野町)(2005.2.22)