About DreamEye...(2)
デジタルカメラとして
手始めに、基本のデジタルカメラとしての機能の検証から始めましょう。
まずは、ドリームアイの公表スペックをご覧ください。
太字で示したスペックについて解説する事により、ドリームアイの性能を明らかにしたいと思います。
「Dreameye(TM)」の主な仕様(【】内はモニター仕様)
| 単体動作時 | Dreamcast接続時 | |
| 撮像素子 | 1/3インチCMOSイメージセンサー | |
| 画素数 | 31万画素 | |
| レンズ | 固定焦点式、F 2.0 | |
| 撮像角度 | 対角48度 | |
| フォーカス距離 | 1〜3m(推奨)【0.5m〜∞】 | |
| ホワイトバランス | オート | |
| 最大露光時間 | 通常撮影時 1/10秒 タイマー撮影時 1/4秒 【1/10秒】 |
*可変 |
| 対応解像度 (ヨコ×タテ) |
640ドット×480ドット | *640ドット×480ドット 320ドット×240ドット 160ドット×120ドット |
| 色構成 | YUV 4:2:0 | *YUV 4:2:2 YUV 4:2:0 |
| 静止画圧縮形式 | JPEG(JFIF準拠) | − |
| 静止画記録媒体 | 内蔵フラッシュメモリー | − |
| 静止画記録枚数 | 最大31枚 | − |
| 静止画消去方式 | 一括消去 | 1枚単位消去または一括消去 |
| 画像転送時圧縮形式 | − | 独自圧縮方式または非圧縮 |
| Dreamcastへの データ転送速度 |
− | 最大4Mbps |
| 電源 | 単4型アルカリ乾電池×2本 (付属電池ボックス使用) |
Dreamcastより供給 |
| オートパワーオフ設定 | 60秒【20秒】 | − |
| 電池寿命※ | 連続撮影時約300枚撮影可能 | − |
| サイズ | Dreameye本体:幅58mm×高さ80mm×奥行き19mm 電池ボックス :幅35mm×高さ80mm×奥行き19mm | |
| 重量 | Dreameye本体:約62g 電池ボックス :約28g(電池含まず) | |
| 付属品 | 電池ボックス、専用接続ケーブル、マイクユニット、マイクロホン、 スタンド、アプリケーションディスク、取扱説明書 | |
| 発売日 | 2000年9月14日 | |
| 価格 | 14800円 | |
「撮像素子」について
撮像素子とは、要はデジタルカメラが光を感じる部分のことです。この撮像素子には従来はCCDというものを用いるのが主流でした。それがドリームアイではCMOSイメージセンサが使われています。
この「CMOSイメージセンサ」は、CCDセンサに比べて以下の利点があるとされています。
(1)軽量、コンパクトにすることができる
(2)消費電力が非常に低い(CCDの1/10になることも)
(3)低コスト
反面、CMOSはCCDに比べて感度が低く、それを高めようとすればノイズが発生し画像がよごれるため、画質があまりよくないとされていました。そのため、一説には「安かろう悪かろう」のセンサともいわれています。
もっとも、現在ノイズリダクション(ノイズ除去)の技術開発が進められており、将来的にはCCDに匹敵する画質を得る事も不可能ではないと言われてはいます。
また、CCDセンサで強い光を撮影したときにあらわれる「スミア(*)」という現象が生じないため、この点ではCCDよりも有利であると言われています。
ドリームアイは、その軽量コンパクトさも特徴の一つですが、CMOSを採用したが故に可能となったのかも知れません。
(*)スミア・・汚れという意味で、印刷や画面表示における滲みなどにも使われるが、一般にはデジタルカメラなどで撮影した際に、強い光源の上下に尾を引いたような筋が現れる光スミア現象を指す。
「画素数」について
画素数とは、一枚の写真を構成するドット(ピクセル)の数の事ですが、ここではセンサーの細かさの事をあらわしています。ソニーの「メガピクセルハンディーカム」はメガ(100万)ピクセル、つまり100万画素以上のCCDを使ったハンディーカムですよ、という意味なのです。
ドリームアイはセンサーの細かさは31万画素です。とすれば「対応解像度」のとおり640×480ドット(30万7200ピクセル)の画像が撮れてもおかしくないのですが、実際にとれる画像は320×240ドットでしかありません。
つまり、この発表の解像度はウソということになります。これはナゾですねぇ・・・。
「レンズ」について
ここにある「固定焦点式」とは、要はズームレンズではない、ということです。
そして「F 2.0」とはレンズの明るさをあらわす「F」という値が2.0ということです。この数字が低い程、明るいレンズであるということになり、暗いところでも写真が撮りやすくなります。
ドリームアイについては、ズームレンズでない事は価格からして当然でしょう。「F」のほうは、わりと優秀な部類(明るい)に入るようです。
「フォーカス距離」について
フォーカス距離とは、カメラから被写体までの撮影可能な距離のことです。
つまり、「フォーカス距離0.5m〜無限」のドリームアイは、50センチより遠くにある物に焦点を合わせる事が可能なわけです。逆に言えば、50センチ未満の接写はできないということになりますね。
「最大露光時間」について
デジタルカメラでは、センサにあたった光を電気信号に変えるわけですから、ある程度光が当たらないと電気信号が発生せず、画像が撮れません。
そこで、暗いところで撮影するためには「露光時間(シャッターを開いている時間)」を長くとることによって、多くの光を取り入れる必要があります。この「露光時間」を最大で何秒とるかが「最大露光時間」です。「シャッタースピード」も同じ事を表しているだと思います、たぶん(^^;)。
ドリームアイの単体使用時は、通常撮影時は10分の1秒、セルフタイマー使用時4分の1秒とのことですから、ちょっと暗いところでもセルフタイマーを使えば撮影できるということでしょうか。
「対応解像度」について
これは、実際にデータとして出力される写真の解像度(出力解像度ともいいます)を表していると思われます。つまり、ドリームアイはカタログ上では、一枚の写真を640×480ドットの解像度で出力できることになっているのです。
もっとも、実際にはドリームアイが出力する写真の解像度は320×240ドットでしかありません。セガの発表が間違っているのか、ビジュアルパークの仕様なのかは不明です。
なお、製品版のマニュアルにも対応解像度は640×480との記載がありました。ナゾです。
ちなみに、640×480ドットの写真が撮れれば、テレビ画面いっぱいの大きさの写真がとれることになります。
「静止画記録媒体」「静止画記録枚数」について
これは、撮影した写真のデータをどこに、何枚保存しておけるかをあわらします。
ドリームアイでは記憶媒体が「内蔵フラッシュメモリ」のみですから、フィルムを入れ替えるようにメモリーカードを入れ替えることができません。
つまり、内蔵メモリいっぱいまで撮影したら、それをドリームキャストへと転送、VMに保存し、内蔵メモリを消去しないと次の撮影ができないということです。
ただ、おもちゃ価格の他のデジカメのように、電池を抜いたら写真が消えるということがないぶん、使いやすくなっていると思われます。
内蔵フラッシュメモリの容量は、おそらく1メガバイトほどでしょう。記録枚数が31枚というのは、少ない気もしますが困る程ではありません。
その他の仕様について
ドリームアイは、フラッシュ(ストロボ)を内蔵していません。
価格からして当然ですが、液晶モニタもありません。
タイマー撮影は可能です。
接続端子はセガの独自仕様なので、ドリームアイをパソコンに接続する事は当分不可能です。撮影した画像をメールに添付してパソコンに送る事はできます。
(1)まず、ドリームアイで撮影した画像を、ビジュアルパーク上で8倍メモリーカードにセーブします。
(2)次に「8倍メモリ」に添付されているケーブルで、パソコンとメモリーカードをつなぎます。
(3)セーブした写真を全部パソコンに転送します。
しかし、これだけではパソコンが写真として認識してくれません。そこでちょっと工夫が必要します。
(4)転送したファイルを、いわゆる「バイナリエディタ」で開きます。
(5)そして、このファイルの先頭から5284バイトをカットします。そして上書きセーブ。
(6)あとはファイルの拡張子を「.jpg」に書き換えれば完了!
これでパソコンでドリームアイの画像を見られるようになります!
これでもかなりめんどくさいんですが、メールで送る手間よりは・・ましかなぁ?(笑)
時間ができたらもう少しわかりやすく書くので、わからなかったら今しばらくお待ちを。
これを自動で作業してくれるようなソフトが制作できれば、話は早いのですけどね。
つぎのページでは、動画撮影について検証します。
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