桜井笠のそば
桜井市笠同地区は標高400〜500mの中山間地域です。 国営総合農地開発事業に伴い大きくなった農地の活用方法として、平成4年からそばの栽培に取り組んでいます。
村おこしを目指す農家が、試験的に約60アールでソバを栽培した結果、笠の気候、風土に合ったのか、作柄、品質ともとても良いそばができました。
平成6年以降は、約15haの畑地でそばを栽培されており、現在では「笠そば栽培促進協議会」のメンバー20人余りの方々が栽培に取り組み、県内で最大のソバの産地に育ちました。
また、平成14年7月女性部によって(有)荒神の里・笠そばをたちあげ、平成15年9月には、新そば処のオープンにいたりました“そば処”の運営も本格化しており、笠山荒神社門前の「笠そば処」(10:00〜16:00 水曜休 ただし毎月28日は営業)では、女性たちが当番制で蕎麦店を切り盛りしている。まさに、栽培から始まる手作りそばの味を堪能できます。ざるそば400円、大根やシイタケを炊いてのせた荒神そば500円などが味わえ、今のところ新そばのシーズンは、12月に入ってからになるとのことです。
そばは、タデ科の一年草。色は白く、多数の小さな花が集まって1つの花の形を作ります。 花言葉は、「あなたを救う」。8月下旬〜9月下旬にかけて咲き、秋の季語の一つでもあります。縄文時代の遺跡からも種子が発見されており、古くから親しまれてきた穀物です。訪れた日は、一面雪を降らせたようにソバ畑が、真っ白なソバの花で覆われ満開になっていました。
 
  
山間の開けた畑に手前の黄金色はお米、奥の白ぽく見えるのがそば畑です。。
笠地区の婦人部が経営しているそばの店「笠そば処」
笠そば処の前には「笠山荒神社」があります。
旅の思い出へ
撮影 2008.09.16