松江城入口
 地階と井戸
入口(地階)を入ったところに、籠城用生活物資の貯蔵庫がある。井戸は深さ24mあり、常時飲料水が確保されていた。 
 地階の俗称「穴蔵の間」(14坪)と呼ばれ、慶長初期の築造法で長期戦や、籠城の場合も考え、ここに米や塩等食糧物資を貯蔵した。
お城の解体修復時に取出された築城当時の床梁と破風の鬼板。
 2階の間の風景
 寄木柱
 柱は、肥え松の一本の柱の外側に、板を揃えて寄せ合わせ、これを金輪で締めて太い柱が造られている。この寄木柱の方が、普通の柱より力学的に強く、吉春の苦心の作である。
 桐の階段
 板の厚さ約10cm、階段の幅106mで1階から4階の各階の間に設けてある。階段を引き上げたり、防火防腐のために桐を使ったもので他の城では見られない特殊なものである。
 石落とし
2階の四隅と東・西・北壁にある幅広い穴が石落としで、石垣に近づく敵に石を落とすようになっている。外部からは発見しにくいように構造物を利用した石落としである。 
6階の天守階段から5階の部屋を見下ろす。
 天守閣から松江市内の遠望
 天守閣から本丸広場を眺める
 乾の角櫓跡
帯曲輪と水の手門虎口
 
松江城をゆく
撮影    2009.03.19