修ニ会とは奈良の東大寺が国家の繁栄と五穀豊穣、万民豊楽などを祈る春の行事です。修ニ会とある通り、この法要は2月に行われるのですが、薬師寺の場合は旧暦の2月末に行われていた事から、そのまま新暦に直して3月30日から4月5日にかけて行われています。
春先に東大寺に修二会お水取りという俗称がついたように薬師寺修二会には十種の造花がご本尊に供えられるところから「花会式」と呼ばれ、「奈良に春を告げる行事」として親しまれています。

この法要は奈良時代から脈々と続いてきた法要です。現在の形態となっての法要は嘉承2年(1107)に堀河天皇が皇后の病気平癒を薬師如来に祈られ、その霊験を得て病気が回復したとされています。そして、皇后はその翌年に女官に命じて10種類の造花を作らせて、お薬師様の御宝前に供えられたのが、今の『花会式』と呼ばれる華やかな法要の始まりとされています。

 薬師寺の象徴=金堂と東塔
昭和42年(1967)高田好胤師が、百万巻写経勧進による金堂再建を提唱され、全国に写経勧進をされた結果昭和46年(1971)金堂の起工式を行い、そして昭和51年(1976)4月に白鳳時代様式の本格的な金堂として復興しました。 
 金堂(北東面)
金堂(北面)・東塔(左側)・西塔(右側)
 金堂(西面)・東塔
金堂正面(南面)
 東塔(西面)
薬師寺で唯一創建当時より現存している建物で、1300年の悠久の時を重ねてきた歴史をその姿から感じられますが解体修理が行われますので役10年間は今の姿を観ることは出来なくなります。 
 【調査の為の足場が組まれる予定期間】
平成21年10月〜平成22年初3月末頃
【解体修理が行われる予定期間】
平成21年から約10年間 平成31年度完成予定
 西塔(北面)
東回廊と「佐佐木信綱」歌碑
ゆく秋の大和の国の薬師寺の  塔の上なる一ひらの雲
大講堂
大講堂は正面41m、奥行20m、高さは約17mあり伽藍最大の建造物です。 
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撮影 2010.04.05 
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薬師寺花会式