備中松山城をゆく
撮影  2011.11.14
松山城(まつやまじょう)は岡山県高梁市内山下にあった山城である。別名、高梁城(たかはしじょう)。国の史跡。日本100名城。四国の愛媛県松山市にあった松山城 (伊予国)との混同を避けるために、一般的には「備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)」と呼ぶ。城跡が国の史跡、江戸時代に建造された天守などが国の重要文化財に指定されている。
延応二年(1240年)高梁市の北端に聳える臥牛山(がぎゅうざん:標高480m)の主峰大松山に砦が築かれたことにはじまり、その後、小松山に移り、城の縄張りは時代と共に変遷していくが、遺構は臥牛山の四峰にまで及び、明治の廃城まで続いた。
現在「備中松山城」と呼ばれるのは、そのうちの小松山に築かれた近世城郭部分を指しており、天守の現存する山城としては随一の高さにある。
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