小牧山城をゆく
撮影  2011.03.11
 史跡 「小牧山」 銘碑
 山頂の模擬天守(小牧歴史館)。
 小牧山は、昭和5年10月尾張徳川家19代徳川義親氏により小牧市に贈られて以来自然公園として広く一般市民に親しまれてきました。小牧山が贈られて満55年、しかも市制施行30周年の意義深い機会をとらえ、徳川義親氏のご厚志に報い、その遺徳を永く後世に伝えるため、広く市民の浄財を得て同氏の銅像をここに建立したものです。 
 小牧市歴史館は、名古屋市在住の実業家、平松茂氏(故人・小牧市名誉市民)が私財を投じて建設し、小牧市に寄贈されたものです。鉄筋コンクリート造り、3層4階建てで、高さは19.3mあります。昭和42年4月24日起工・12月14日に鯱上げ・昭和43年3月26日に竣工
資料館内部
 4階展望室
歴史館展望室からの眺望 東方面
 歴史館展望室からの眺望 西方面
 小牧山城の「帯曲輪地区発掘調査」の開設看板
 小牧山北側の搦手口
 整備された帯曲輪風景
 井戸跡
小牧山北麓の土塁跡
 小牧山の麓を取り巻く堀と土塁は、発掘調査によって、小牧・長久手の合戦の時に、徳川家康の軍勢によって造られたことが明らかにになっている。小牧山の北麓から東麓にかけては、織田信長居城時には武家屋敷が配置されていたが、その跡地を使って堀と二重の土塁を造った。 
  築城当時の土塁の断面
 現在残る土塁は、内側の土塁で幅12m・高さ3m程で、外面の傾斜角が約40度・内面の傾斜角が約30度である。外側の堀底からの高さは約5mとなり、外部からの侵入を防いでいた。
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