ベトナムとカンボジア観光
 アンコールワット見学
サンスクリット語でアンコールは王都、クメール語でワットは寺院を意味する。大伽藍と美しい彫刻からクメール建築の傑作と称えられ、カンボジア国旗の中央にも同国の象徴として描かれている。
 12世紀前半にアンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって、ヒンドゥー教寺院として30年を超える歳月を費やし建立される。カンボジアを代表する歴史遺産「アンコール・ワット」。南北約1300m、東西約1500mの塀で囲まれた内部には約600mの参道が続き、その先に中央神殿があります。1431年頃にアンコールが放棄されプノンペンに王都が遷ると、一時は忘れ去られるが再発見され、アンチェン1世は1546年から1564年の間に未完成であった第一回廊北面とその付近に彫刻を施した。孫のソタ−王は仏教寺院へと改修し、本堂に安置されていたヴィシュヌ神を四体の仏像に置き換えたという。神殿の上部に登るにつれ神々の世界に近付くとされる回廊には、インド古代の叙事詩や神々の戦いを描いた壮大な彫刻が見られます。また参道から回廊に向かう途中、微細に表情を変える神殿にも是非注目したいところです。
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