具志川城をゆく
(ぐしかわグスク)
具志川グスクは、喜屋武岬の突き出した断崖の上に築かれたグスクであり、断崖の付け根のところに城門があり、そこから一段下がって二の丸、さらに一段下がって本丸が海に突出ています。
石垣は珊瑚性石灰岩の野面積みですが、門の部分には、切石を用いた痕跡が残っています。
城の規模は、長さが東西82〜3m、南北の巾は二の丸で33m、本丸で16〜7mです。二の丸には穴(俗に「火吹き穴」があつて海に通じています。久米島の伝説によれば、この城は久米島の具志川城主真金声(まかねくい)按司が伊敷索(いしきなわ)按司の二男真仁古樽(まにくたる)に攻められて落城し、島の脱出した本島に逃れ、故郷と同名の具志川城を築いたといわれています。その真偽は不明ですが双方の立地や規模、構造はよく似ています。
                                       沖縄県教育委員会の説明看板から
具志川城址碑と説明看板
具志川城址への入口
城門跡
城門の石垣(左側)
城門の石垣(右側)
二の丸の石垣
二の丸の石垣
かなり高く積上げられた城壁
二の丸から一の丸を眺める
海に突出た本丸の石垣
本丸からみた海岸の奇岩
海岸の突端
一の丸の石垣
一の丸から二の丸を眺める
二の丸から城門を望む
美しく復元された石垣
野面積みの石垣
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