京都府福知山市の朝暉ヶ丘陵（あさひがおか）（旧名横山）上に築かれた平山城。別名臥龍城（がりゅうじょう）。
１５７９年（天正７）中世に造られた横山城を攻略した明智光秀は、ここに近世的な城郭を築き、城名も福知山城と改めた。
今日残る石垣に、古い時代の石塔等の転用がみられる。
本格的な城郭と城下町の建設は、１６００年（慶長５）に入封した有馬豊氏の時代に完成した。丘陵の最高地に本丸が築かれ、西へ二の丸・伯耆丸（ほうきまる）・内記丸（ないきまる）等が続き、周囲を由良川・土師川（はぜがわ）による天然の外堀と土居で囲まれた総構えの要害だつた。
１６６９年（寛文９）以降は朽木氏（くつき）が１３代にわたり城主となる。
１９８５年（昭和６０）に小天守と続櫓が、翌年に３層４階の大天守が、古絵図に基づいて復元された。


構造　鉄筋コンクリート造　３層４階建
延床面積　１，０６３�u
総　　　高　　２０．２ｍ
竣　　　工　　昭和６１年１１月９日

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