志士・真木和泉(まき いずみ)
志士・久坂玄瑞(くさか げんずい)
公卿・三条実美(さんじょう さねとみ)
公卿・三条西季知(さんじょう にしすえとも)
公卿・東久世道禧(ひがしくぜ みちとみ)
公卿・壬生基修(みぶ もとおさ)
公卿・四条隆詞(しじょう たかうた)
公卿・錦小路頼徳(にしきこうじ よりのり)
公卿・澤 宣嘉(さわ のぶよし)
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維新勤王隊(明治維新時代)
七卿落
三条実美らは、かねて攘夷を唱え、幕府の無策なのを見て、積極派の志士達と結び、直接行動に出ようとしたが、穏健派は中川宮を動かし、文久3年8月18日未明俄に朝議を覆した。
参朝を停められた七卿は同士の長州藩に身を寄せるため、藩兵に衛られ、夜陰に乗じて雨の中を空しく長州へ下った。
志士真木和泉は筑前久留米の祠官で、夙に尊皇攘夷を唱え、京畿の間におうらいして実美らの公卿を説き、これを動かした。元治の変には久坂玄瑞と事を共にし、のち天王山に拠って敗れ、自刀した。享年53歳。
久坂玄瑞は長州藩士、高杉晋作と共に松下村塾の双璧とうたわれ、尊皇攘夷派の積極論者で七卿の変にも参画した。のち藩主の雪辱を図って上洛し、蛤御門で戦い(禁門の変)で敗れ自刀した。享年25歳。