三室戸寺(みむろとじ)は、京都府宇治市にある寺院。山号は明星山。西国三十三箇所第10番札所。天台宗。本山修験宗の別格本山。

770年(宝亀元年)、光仁天皇の勅願により創建された。寺の奥の岩淵より出現したという千手観音菩薩を本尊とした。宝蔵庫には五体の仏像が安置されておりいずれも重要文化財となっている。本堂は文化2年に建立された重層入母屋造りの建造物である。他に鐘楼、三重塔があり、これらは室町時代のものである。

庭園は、5000坪の広さがあり、枯山水、池泉、広庭からなる。5月は2万株のツツジ、一千本のシャクナゲ、6月は1万株のアジサイ、7月はハス、さらに秋は、紅葉の名所にもなる。

西国10番札所「三室戸寺」の石碑
山門
本堂への階段(ようおまいりのお出迎え看板がある)
本堂
勝運の牛
牛の口の中には金属製の小さな仏像を貼り付けた石の玉が入っており、牛の口の中に手を入れ玉を転がし指で仏像に触れると勝ち運がつくという。玉は口の中で自由に動かせるが、外に取り出すことはできない。
三重塔
この「三重塔」は江戸中期のものといわれており、明治43年(1910年)に兵庫県佐用郡三日月町の高蔵寺から移築したものであるとされている
鐘楼と三重塔
十八神社
浮舟と古跡碑
霊泉不動水
十三重石塔
2006.7.10.撮影