石光寺
   (せっこうじ)
撮影 2007.05.21
天智天皇の時代(670年頃)に、この地に不思議な光を放つ三大石があり、その場所を掘ると弥勒三尊の石像が現れたことから、天皇の勅願により堂宇を建立し「石光寺」の名を賜り役の小角が開山となり弥勒如来を本尊として祀ったのがはじまりです。 
聖武天皇の時(750年頃)蓮糸曼荼羅を織った中将姫が、この寺の井戸で蓮糸を洗い五色に染め、桜の木にかけて乾かしたというので、この桜を「糸かけ桜」、「井戸」を「染の井」、またこり寺を「染寺」ともいい、二上山頂まで「しめ」という。
南門前には創建当時(白鳳期)の無類の形式を持つ塔礎が遺っている。
石光寺山門にある石碑
石光寺山門
中将姫糸掛桜・染の井旧跡表示碑
金堂の跡に建てられた弥勒堂と想観の沙
中将姫が當麻曼荼羅を織るため、蓮糸を五色に染めたといわれている井戸・染の井と、それを干した枝垂桜糸掛桜が境内に祀られています。
染の井跡
鐘楼と芍薬