金剛山
   (こんごうさん)
撮影 2007.05.21
金剛山は標高1125mと大阪で一番高い山で、四季それぞれ、自然の美しい風物と変化に富んだ登山コースで多くの登山愛好家に人気があります。特に冬の金剛山は大阪でもっとも多く雪の降る場所として有名で、美しくそして見事な樹氷の花を見ることもできます。

この山は古来,葛城山又は、高天山とも呼ばれていました。日本書紀神武天皇の巻に、葛の網を着せて土賊をおおい殺したことに由来しています。天智天皇が4年役の小角16才の時、この山に登られて霊気を感得、長い修行の末、頂上に法起菩薩をご本尊とする金剛山転法輪寺を建立された。自身の祖神、一言主神を祭る葛木神社を鎮守としてあわせ祀られ神仏混淆の霊峰とされました。以後、真言密教の霊場として信仰を集め転法輪寺のお寺の山号である「金剛山」が略称のように使われ、葛城山脈の最高峰を示す名称になりました。現在、他の山は葛城高原、和泉葛城と呼ばれ、金剛山と区別されています。

府営駐車場の入口にある国定公園石碑
ロープエー山頂駅にある「山頂主要建物配置図看板」
現在地から行きは遊歩道(赤)帰りは御所道(青)を歩く
千早赤坂村営金剛山ロープウエー乗り場(往復1300円)
約6分ほどで標高1000mに到着する。
遊歩道に沿って歩くこと約40分程で山頂近くに到着(大変お疲れ様の看板がお出迎い)
葛木家歴代の御廟所
金剛山転法輪寺の鳥居
金剛山転法輪寺の看板
行者堂
金剛山の開祖、役の行者をお祀りしています。
牛王
牛王像は当寺のご本尊の化身にして人のために働き、人のためにに一切を捧げる戸尊い姿を現しています。尚、背には金剛山という名の起こりや由緒が刻み込まれています。
十三重石塔
しだれ桜の横にあり、有縁無縁の供養塔で、昭和29年大阪進徒総代馬場弘道氏が寄進されたものです。
金剛山転法輪寺
真言宗醍醐派 法起菩薩・役の行者を祭る。毎年7月7日に大護摩が焚かれ、山伏が多数葛城入峰される。
社務所
金剛山山頂(1125m)
金剛山頂阿にある国見城址
金剛桜
国見城跡にあり、花はうすみどり色。日光の東照宮にもあり、5月上旬に満開となります。
国見城址から眺める河内平野(中央の城い塔はPLの塔)
夫婦杉
宝剣塔
葛木神社の西山にあり、後醍醐天皇及び大塔宮の宝剣を埋め、供養の為に建立したという足利時代の石塔で、形式は、宝篋印塔(大師母塔)です。
福石
葛木神社の脇石段にあり、崇仁天皇の御代大国主神御出現あったので大国石ともいわれ、福徳招来の守神として、小石を積んで幸を祈る信仰があります。
金剛山葛木神社の石段と鳥居
金剛山葛木神社    祭神  葛木一言主・楠木正成・後醍醐天皇
金剛山の山頂1,125mに鎮座し、関西では、珍しい大社造り。古事記、日本書記に出てくる”良きことも悪しきこともただ一言願わくばかなう神”一言主を祭る。役の行者と共に全国に伝説を残す。栃木・伊豆・四国にも出現された記録あり。
5月3日例祭  錬成会総会
雄略天皇御狩の跡
葛木神社南側の小さな丘陵で、雄略天皇が猪狩りに登山された時、葛木一言主神と遭遇され、また、猪を蹴り殺された場所と言われています。(古事記.日本書記による。)
仁王杉
木神社の参道の両脇にある杉の大木、樹齢約500年。
一の鳥居
御所道と北宇智道の分岐点にあり、傍らに法華経一字一石塔あり、昔は後醍醐天皇勅定の下乗札がありました。
出迎え不動さん
葛城28宿修行の証しとて修する奉告護摩のご本尊として、また葛城山登拝される方々を出迎え、道中安全を祈願するために祀られています。
展望台から眺める大和平野
山道に咲く山つつじ
所々に見られる石楠花