弘仁寺
撮影 2007.11.19

弘仁寺(こうにんじ)は、奈良市にある高野山真言宗の寺院。山号は虚空蔵山、本尊は虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)。
奈良市の南部、天理市よりの、山の辺北道の中ほどの小高い山、虚空蔵山の山腹にある寺院である。毎年4月13日の十三詣りで有名。通称、「高樋の虚空蔵さん」と呼ばれる。

弘仁5年(814年)、嵯峨天皇の勅願により、空海が創建したと伝えられる。空海は、自ら彫った虚空像菩薩像を本尊として安置したという。或いは、小野篁を創建者とする説もある。また、先立つ大同2年(807年)に、この地に明星が隕ちたことから、空海が神聖な土地として寺を建立したとも伝えられる。元亀3年(1572年)、松永久秀の兵火により、伽藍の大部分が焼失する。寛永6年(1629年)、宗全によって再興される。

 弘仁寺石碑(虚空蔵山を登って行くと山門前にある)
山   門
本  堂
弘仁寺掲示額(本堂に掲げてある。何時頃作成されたのだろう?)
明 星 堂
寺 務 所
境内の紅葉
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