渡具知泊城をゆく (とぐちとまりグスク) |
渡具知グスクは、英祖王のひ孫と伝えられる三代目今帰仁グスク城主が、家臣・本部大主の謀反に遭って滅ぼされたときに、潮平大主に導かれて千代松(丘春)が家臣とともに落ち延びたのが、この地だといわれている。 海岸に面した独立した石灰岩上に築かれたグスクであり、岩山の下部にトンネルのように刳り貫かれた岩穴があるが、その他には石垣などの遺構は残されていない。現在、渡具知泊グスクは、「泊城公園」という名で観光地として有名であり、風光明媚な場所である。 また、この場所は第二次世界大戦のとき、アメリカ軍が最初に沖縄へ上陸した場所でもある。 |