渡具知泊城をゆく
(とぐちとまりグスク)
渡具知グスクは、英祖王のひ孫と伝えられる三代目今帰仁グスク城主が、家臣・本部大主の謀反に遭って滅ぼされたときに、潮平大主に導かれて千代松(丘春)が家臣とともに落ち延びたのが、この地だといわれている。
海岸に面した独立した石灰岩上に築かれたグスクであり、岩山の下部にトンネルのように刳り貫かれた岩穴があるが、その他には石垣などの遺構は残されていない。現在、渡具知泊グスクは、「泊城公園」という名で観光地として有名であり、風光明媚な場所である。
 また、この場所は第二次世界大戦のとき、アメリカ軍が最初に沖縄へ上陸した場所でもある。
公園の入口にある「泊城公園」の石碑
グスク跡への入口
断崖に囲まれたグスクの突端
グスク内には沢山の洞窟(波に浸食されたもの)がある
奇  岩  (海亀が上陸し浜辺に頭を付けている様に見える)
渡具知の浜辺からグスクの先端を眺める
渡具知ビーチ  

渡具知海岸は、1609年薩摩軍が渡具知から上陸、琉球王国は独立の歴史に終止符を打った。
 二度目は沖縄戦。1945年4月1日、米軍は渡具知海岸と水釜海岸から上陸した。米軍基地として接収されたことで、集落はギンネム茂る荒地と化した。

今は美しいビーチとしてシーズンになると海水浴客で賑わう名所である
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