鳥見山
   (とりみやま)
撮影 2007.05.14
鳥見山は榛原町と桜井市との境界にそびえる標高734メートルの山で、トウベ山とも呼ばれいます。
この鳥見山の中腹には縄文時代から弥生時代の遺跡が広がっており、自然公園となっています。
「日本書記」神武天皇四年二月条には、「霊畤(まつりのにわ)を鳥見山の中に立てて、基地(そこ)を号(なづ)けて、上小野(かみつをの)の榛原(はりはら)・下小野(しもつをの)の榛原と曰(い)ふ。用(も)て皇祖天神(みおやのあまつかみ)を祭りたまふ」とあります。
神話・伝説上の人物である神武天皇が天地の神霊を祭る場所を鳥見山に築き、そこを上小野榛原・下小野榛原と名付けたとされいてます。この「榛原」が現在の町名の由来となっていますが、江戸時代以前は「萩原」(はいばら)とも書いていたようです。
榛原町をはじめ宇陀地方は、「古事記」、「日本書記」にたびたび登場し、古代から重要な地域であることを知ることができます。
                                                     
榛原町の説明看板から
自然公園鳥見山表示塔
公園入口のつつじ
山腹の至る所につつじが満開
勾玉池周囲の風景
鳥見山中霊畤趾
鳥見神社
鳥見山展望台から望む菟田野町の遠景