屋良城をゆく
(やらグスク)
屋良城は屋良大川城とも呼称される。標高38メートルを最高所とする琉球石灰岩丘陵に形成されている。
伝承によれば仲昔今帰仁按司の五男屋良大川按司が初代按司といわれる。発掘された遺物からすると、築城は13世紀から15世紀とされる。
発掘の結果、敷石遺構と四ヶ所の柱穴群が確認され、土器、須恵器、白磁、青磁、福建省泉州系磁器国釉陶器、褐釉陶器、石器、鉄製品、青銅製品、古銭、土錘、羽口、線刻画石版、瓦の遺物が出土した。
これらの遺構、遺物の出土から有力な按司の存在が伺われる中核的な城だったことが想定されている。
この城の北東側には、琉球四大貴族の一つといわれた馬姓一族の祖といわれる屋良大川按司系統の與湾大親祖先の墓があり屋良城とともに崇拝されてきた。   

                                    城址説明看板から   
屋良グスク城址看板
城址公園裏側の登り階段
公園の高台(主郭の城壁の様になっている)
公園の中にある拝所
公園内のモニュメント
高台にある休憩所
公園の正面から眺める
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