矢田寺
   (やたでら)
撮影 2007.06.07.

矢田寺(やたでら)は、奈良県大和郡山市にある高野山真言宗の寺院。山号は矢田山。正式の寺号を金剛山寺(こんごうせんじ)という。
別名あじさい寺とも言われ、郡山の西、矢田丘陵にあり、日本最古の延命地蔵菩薩を安置しています。
 今から約1300年前、大海人皇子(おおあまのみこ)(後の天武天皇)が、壬申(じんしん)の乱の戦勝祈願のため矢田山に登られ、即位後の白鳳4年(649年)、智通僧上に勅せられ、七堂伽欄48カ所坊を造営されたのが開基と言われています。
 当初は十一面観世音菩薩と吉祥天女を本尊としていましたが、弘仁年間に、満米上人により地蔵菩薩が安置されて以来、地蔵信仰の中心地として栄えてきました。

矢田寺参道脇で迎えてくれる地蔵さん
矢田寺山門
山門を潜ると長い階段がある
階段を登ると正面に地蔵堂がある
見送り地蔵
本堂への参道(右側が大門坊・左側は念仏院)
大門坊
大門坊とは、その矢田寺の塔頭のひとつであり、弘法大師が25歳の時に矢田山に登られ、不動明王を図写して、国家安穏、万民豊楽の誓願をたてて留錫され、「三大秘密教門院」と命名された寺院です。
大門坊の一願成就北向地蔵と紫陽花
念仏院
参道の紫陽花と遠くに本堂を眺める
味噌なめ地蔵(鎌倉時代後期石仏)
本堂と鐘楼
水子地蔵
春日神社本殿
鐘楼
十三石塔
北僧坊
焔魔堂(室町時代創建)
舎利堂
南僧坊
南僧坊から本堂を眺める