堀内英樹の議会報告  ー上牧町の改革と市制の実現をめざしてー   
市民のこえ
         
堀内英樹を支持する会発行
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最新号     第40号(2004年10月) 7町合併住民投票・公正な選挙実現・書き込み版(10/1新刊)new
バックナンバー 第39号(2004年7月) 7町合併住民説明会、土地開発公社健全化・書き込み版
・   〃    第38号(2004年4月)  16年度財政運営は「危機管理として」(Word2000形式)
・   〃    第37号(2004年1月)  16年度予算編成、子育て支援ほか(Word2000形式)
・   〃    第36号(2003年10月) 町財政“破たん寸前”、町財政への7の緊急提言(Word2000形式)
・   〃
    第35号(2003年7月) 15年度補正予算、個人情報保護条例ほか(Word2000形式)
・   〃
    第34号(2003年5月) 議会議員選挙の結果と収支報告ほか(Word2000形式)
・   〃
    第33号(2003年4月) 「提言と公約」、3月議会報告、便利な電話番号(Word2000形式)
・   〃
    第32号(2003年3月) 4年間の通信簿、14年収支と資産公開ほか(Word2000形式)
・   〃    第31号(2003年1月) 15年度予算編成、公共料金値上げほか(Word2000形式)
・   〃
    第30号(2002年 10月) 公債費が予算の4割に、市町村合併特集ほか (Word2000形式)
・   〃
    第29号(2002年 7月) 住基ネット、記念事業誓願書ほか (Word2000形式)
・   〃
    第28号(2002年 4月) 14年度予算、同和対策事業収束ほか (Word2000形式)
・   〃    第27号(2002年 1月) 14年度予算編成、危機管理の積もりでほか (Word2000形式)
・   〃    第26号(2001年10月) 町財政は“危険水域”、経営革新を急げほか (Word2000形式)
・   〃    第25号(2001年 7月) 杉田町政の肉付け予算、公共工事入札契約適正化 (Word2000形式)
・   〃    第24号(2001年 4 月) 教育施設の維持管理、13年度予算でどう変わる 
(Word2000形式)
・   〃    第23号(2001年 1月) 杉田町長と一問一答、市町村合併の動きほか 
(Word2000形式)
・   〃    第22号(2000年10月) 町情報公開始まる、寄付行為・事前運動ほか 
(Word2000形式)
・   〃    第21号(2000年 7 月) 町議会の議事公開進む、町立幼稚園3歳児保育ほか 
(Word2000形式)
・   〃    第20号(2000年 4 月) 介護保険事業スタート、年間収支と資産公表ほか 
(Word2000形式)
・   〃    第19号(2000年 1 月) 町の危機管理を問う、聴覚障害の意見書提出ほか 
(Word2000形式)
・   〃    第18号(1999年10月) 幼児教育、10年度一般会計決算認定に反対ほか 
(Word2000形式)
・   〃    第17号(1999年 9 月) 介護保険特集(3)、9月議会への傍聴呼びかけほか 
(Word2000形式)
・   〃    第16号(1999年 7 月) 介護保険地区説明会、もと町営墓地用地裁判ほか 
(Word2000形式)
・   〃    第15号(1999年 5 月) 議会議員選挙の結果と収支報告、介護保険特集ほか 
(Word2000形式)
・   〃    号  外(1999年 3月) 議会議員選挙に臨む「提言と公約」 
(Word2000形式)

   ※
バックナンバー第15〜36号および号外は、Word2000形式ファイルで掲載しています。
    情報量を豊富に、しかも速く(容量少なく)お伝えするために、工夫しました。ご理解ください。

    バックナンバー第1〜14号は、都合で掲載していません。お申し出頂ければお届けします。
   ※おことわり・各号共通
    「古紙100%の再生紙を使っております。少し読づらいですが、ご理解ください。」

              議会議員 堀 内 英 樹

               〒639-0202
               住   所 奈良県北葛城郡上牧町桜ヶ丘1-18-1
               電   話 0745-32-0022
               ファックス 0745-
33-2258
               メ ー ル horiuti@lint.ne.jp
                     ( l は、ローマ字のエルです)
         掲 示 板・http://www.luckybreak.co.jp/ba02/mkres5.cgi?horiuti



上牧町の改革と市制の実現をめざして  第40号 2004年10月 (10/1新刊)new
                   堀内英樹 を支持する会・発行
市民のこえ
 お陰様で発刊10年、40号を迎えました。
(第1面)
9月定例議会のポイント
  9月議会は、8日から15日までの8日間の会期で開かれました。
  7町合併を問う住民投票条例、16年度一般会計補正予算(第2回)
  などの審議が行われました。15年度決算審査は、12月議会に先送り
  されました。堀内英樹は、住民投票の実施、介護保険事業の見直し、
  公正な選挙の実現について一般質問を行いました。(2、3面に掲載)
  16日には、合併問題調査特別委員会(第11回)が開催されました。
☆住民投票条例が成立、永住外国人や18歳以上にも資格
 ◆住民投票は、7町合併に賛成か反対かを直接住民に問うため、選挙に
  準じて行うものです。そのための法律は未制定であり、上牧町で条例を
  制定して実施することになります。費用(634万円)もかかりますが、
  住民にとって大事なことであり、大きな意味があると言えます。
 ◆上牧町に3ヶ月以上在住する永住外国人と18歳以上の住民にも、全国
  の通例に従い投票資格を広げました。永住外国人を加えることには、
  賛否両論がありますが、同じ住民としてとうぜんの対応だと考えます。
 ◆7町のうち住民投票の実施を予定しているところは平群、斑鳩、王寺、
  上牧の4町です。十分な住民説明会の開催が前提となります。住民
  投票の実施については、合併協議会が同一請求による住民発議で設置
  された経緯から、4町同日に投票することが適切です。
☆15年度決算審査、12月議会に先送りされる
 ◆上牧町9月議会は「決算議会」ともいわれ、前年度一般会計や特別会計
  などの決算認定が行われてきました。予算が適切に執行されたかどうか、
  決算特別委員会で審査し、次年度の予算編成にも反映するのが恒例です。
  15年度決算については、町長の判断で12月議会に先送りされました。
 ◆決算認定は、議会の監視任務の一つであり、重要な議決案件です。12月
  でも決して違法ではありませんが、決算審査で指摘された諸課題を次の
  当初予算に反映することは出来なくなります。17年度予算編成は、これ
  までにない厳しさが予測され、財政再建への取り組みが待ったなしです。
                   議会議員 堀 内 英 樹

呼びかけ:住民説明会、みんなで参加・しっかり聞こう!

(第2面)
一般質問しました
 合併協議が全国的に大詰めを迎えています。9月1日現在で
 1,968市町村が603協議会を設置(総務省調べ)、3,083ある
 市町村の64%が参加しています。条例を制定し合併を問う住民
 投票が延べ206カ所で実施されました。内訳は賛成131、反対69、開票条件が
 満たず不成立6(堀内調べ)です。こうした住民投票の結果からみると、住民
 意見は合併推進が多数を占めていることがよく分かります。但し( )内は堀内
?合併を問う上牧町住民投票、どう進めるのか
1)住民投票を選択したこと、実施する時期は
 Q住民投票については、議会があるのになぜかという異論がある。634万円に
  上る費用も要るのに、それを選択された杉田町長の見解を伺いたい。 (堀 内)
 
A前町長時代のアンケートでは60〜70%賛成であった。それを尊重したいと
  思っていたが、私が町長になって色々な意見を聞いてみると、反対もあり
  賛成もある。そこで私は、これ(判断)は住民投票しかないと考えた。(町 長)
 Q今回の住民投票については、直接住民の判断を問うとの町長の考えに同感だ。
  9月9日の読売新聞に「可決されれば年明けに実施される見通し」との記事が
  掲載された。合併協議会の行程表では、住民説明会は9月中旬から11月末
  までとなっている。記事内容はこれと食い違うのではないのか。
 A読売新聞が来て問われたのは事実だ。あくまで住民説明会が終わらなければ、
  出来ない。14カ所予定しており、2ヶ月では無理だと思う。だから12月にも
  少しかかり、(住民投票は)来年の早々になるのではないかと言った。
2)十分な住民説明会の実施、行き届いた住民投票の広報
 Q合併の賛否を問う住民投票は、上牧町にとって初めての試みである。十分な
  住民説明会を開催のうえ、住民投票についての行き届いた広報が必要だが‥
 Aその通りである。広報については、広報誌、回覧、(防災)無線など十分活用
  してやって行きたい。                  (企画創生部長)
Q住民投票には通常の選挙と大きく違う点がある。○の記号以外は無効であり、
  投票時間は投票所が午後6時まで、期日前投票が午後5時までとなっている。
  このほか、投票率50%以上確保されないことには開票しないなどである。
 Aとうぜん説明会のなかでも、いま指摘されたことを十二分に説明したい。
3)住民投票の結果尊重について、町長の見解は
 Q条例では「町長は住民投票における多数の意志を尊重する」となっている。
  この対応について町長の基本的な所信を聞きたい。
 Aあくまで住民投票が(投票率)50%以上あって、賛成者が多ければとうぜん私も
  賛成で、合併に向かってやって行きたい。基本的にそう考えている。 (町 長)
 Q条例による住民投票は、制度上の制約からどこでも結果を「実行する」でなく
  「尊重する」となっている。賛否14票差(長野県山之内町)というきわどい
  事例もあり、1票差だってあり得る。僅差の場合はどうされるのか。
 Aあくまで投票であり、選挙と同じである。勝った方が勝ちである。  (町 長)

(第3面)
?介護保険制度の見直し、次期事業計画への取り組みは
 
Q12年度の介護保険発足から4年半が経過した。町は保険者として事業の普及
  と推進にあたってこられた。問題点や改善すべき課題はどうか。   (堀 内)
 A上牧町においても居宅介護支援サービスの受給者がものすごく伸びている。
  12年度末で1,380名であったのが、15年度末で3,697名と2.7倍の伸びで
  あり、介護度の低いところに大きな課題がある。16年度でも介護予防、地域
  支え合い事業など国の補助事業を積極的に取り入れている。 (住民福祉部長)
 Qまだまだ利用者本位の制度には程遠いし、家族や事業者の都合で利用されて
  いるのではないのか。財政的にも持続可能なものにどう育てるのか。介護予防
  などが介護保険と一本化され、市町村の役割と権限が強化されるが‥
 A14年8月に健康増進法が制定され、国で健康日本21プランが作成されている。
  これに基づいて「健康上牧21」事業にも取り組んでいるところだ。

?より公正な選挙を実現させるために
1)施設の不在者投票、「密室性」に問題あり
 
Q7月の参院選に際し、県内2カ所の特養ホームで偽造投票が行われた。町内で
  県指定施設が10カ所あり、昨年6月にこの制度の「密室性」に問題がある
  ことを指摘した。制度の改善に関し、選挙管理委員会の見解を問う。 (堀 内)
 Aこういうことが生じたことは、大変残念だ。投票結果に少なからぬ影響がある。
  各施設の指定や指導等については県選挙管理委員会が行っており、この制度が
  不信感を持たれないように考えて頂きたい。       (行政委員会局長)
 Q県内の高齢者福祉施設は132カ所、そのうち町内に7カ所ある。規模も大きく
  入所者も大勢で、異常に際立っている。不正防止のためにはプライバシーの
  保護を図りながら、公職選挙法の改正と運用の改善をやるしかないが‥
 A私もそう思う。一日も早く改正が出来るものであれば、改正して頂きたい。
2)町内でも「地位利用」が行われていないか、厳密な検証を
 
Q同じく、田原本町助役や木津町長などが、「公務員の地位利用による選挙運動」
  違反で立件された。こうした地位利用が町内でも行われている恐れはないのか。
 Aそんなことは一切ない。(私は)そんなことは嫌いだ。       (町 長)
  ございません(行っていない)。                  (助 役)
 Q「地位利用」とは、補助金などを関係団体に交付する場合や契約の締結を請負
  業者と行う場合に、その権限に基づいて影響力を行使することとされる。また
  町役場で指揮命令権などを使って影響力を行使する場合も、これに当たるが‥
 A選挙に関与する場合に紛らわしい表現をすれば別だが、演説会で上牧町長杉田
  重雄と名乗っただけでは社会的地位の名称であり、地位利用にあたらない。
  やはり誤解のないように行動するのが、基本かと考えている。    (助 役)
 Q町長、助役、いま一度検証して頂きたいがどうか。
 Aそういうことはしないから‥                  (町 長)
  心したいと考えている。                     (助 役)
呼びかけ:合併・住民投票に行こう、自身で確かな意思表示を!

(第4面)
7町合併「住民説明会」が始まる
 住民発議により7町合併法定協議会が昨年6月に発足し、今年8月
 まで延べ27回の協議が行われました。堀内英樹は議会選出の委員と
 して全ての会議に参加、積極的に発言してきました。9月中旬から
 11月末まで7町の「住民説明会」が開催されます。住民に取っても
 大事な7町合併への住民の理解と意見の反映を図るためです。
(1)合併は人口減少、高齢少子に備えた「創意工夫」「生き残り」
 ・人口の減少、高齢少子化は急速に進行しています。町収入が激減するなかで、
  福祉、子育て、安全などの住民サービスを将来にわたり確保しなければなり
  ません。7町合併はそのための創意工夫であり、生き残り作戦でもあります。
 ・私たちは、これまで右肩上がりの日向道を楽に歩んできました。人口、経済
  ともに右肩下がりに一変、日暮れが迫ってきたのです。分かれ道に差し掛かり
  どうするか、将来を厳しく予測して生き残る道を選ぶのか、それとも現状に
  どっぷり浸かって成り行きにまかせるのか、ここは思案のしどころです。
(2)「自分のこと」「将来の安心」のため、住民説明会に参加を
 ・説明会は、上牧町が主催して14回程度、地区の公民館などで行われます。
  合併協議で取り上げられた新市の将来像、基本施策、特色ある事業、財政計画、
  住民負担とサービスの調整、合併への行程表など、9月号かんまき広報と同時
  配布された「合併協議会だより特集号」を使って説明されます。上牧町として
  独自の説明資料も併せて用意するとの方針が、9月議会で示されました。
 ・7町合併は「メリット少なく、負担ばかりが増える」との主張がありますが、
  今なお右肩上がり日向道から抜け出せない考えです。協議会会長を務める岡井
  康徳河合町長は「合併することによって住民負担は増えるが、(合併を)思い
  切ってやらなければ(住民負担は)もっと増える」とキッパリ断言しています。
  私はたとえ暗やみに包まれようとも、何としも生き残りたいとの思いです。
 ・時代はすでに大きく変化しており、それを踏まえない合併回避は無責任です。
  町財政は17年度赤字転落かといわれるこの時期、みんな自分のこととして
  合併しない選択をした場合どうなるか、説明会でもしっかり聞いてください。
  目先の損得よりも将来の安心がより大切ではないでしょうか。


 
ホームページを公開しています
  「市民のこえ」の電子版、みんなの広場として構成。
  「市町村合併特集コーナー」を設け、さらに拡充中。
    http://www.lint.ne.jp/~horiuti/siminnokoe.html
    電    話  0745-32-0022
    ファックス  0745-33-2258  議会議員 
堀 内 英 樹
   電子メール  horiuti@lint.ne.jp      上牧町桜ヶ丘1-18-1

  
おことわり:古紙100%の再生紙を使っております。少し読みづらいですが、ご理解ください。

 「市民のこえ」第40号(Word2000形式)
 
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上牧町の改革と市制の実現をめざして  第39号 2004年7月
                   堀内英樹 を支持する会・発行
市民のこえ
 ☆説明会の日程、場所が決まり次第、ホームページで公開
  暑中お見舞い申し上げます。    議会議員 堀内英樹

(第1面)
 6月定例議会のポイント
  6月議会は、15日から22日までの8日間の会期で開かれました。
  16年度一般会計補正予算(第1回)などの審議が行われました。
  堀内英樹は、合併協議についての住民説明会、土地開発公社健全化、
  次世代育成支援について一般質問を行いました。(2、3面に掲載)
  23日には、合併問題調査特別委員会(第9回)が開催されました。

 ☆一般会計補正は447.3万円増額、総額79億824.5万円に
 ◆主な事業としては、ふとん・マット破砕機(300万円)、1保隣接地草刈り
  (255万円)、次世代育成支援・行動計画策定委員報酬(9.6万円)など。
 ◆447.3万円増額の財源は、一般会計の貴重な蓄えである財政調整基金から
  392.3万円が取り崩されました。その結果、残高はわずか878.1万円のみ、
  この水準は、年間予算が500万円家計での預金5,552円に相当します。
 ◆15年度一般会計は、3月末に執行が終わり、5月末には金銭の出し入れも
  閉じられました。三津富の町税未納など、秋に予定される決算に注目です。

 ☆7町合併協議、第1段階は大詰めに差し掛かる
 ◆合併協議には、大きく分けて3つの段階があります。1)合併協議会での
  7町協議、2)各町での住民説明会と住民投票などによる住民意志の確認、
  3)合併協議会での最終協議と7町議会での合併議案の審議です。
 ◆7町合併協議は、昨年6月から1年余りにわたって行われ、堀内は議会
  選出の委員として参加してきました。残す協議も合併期日、議会議員の
  定数と任期、特別職の身分の扱いなど、数項目を残すだけとなりました。
 ◆第2段階の住民説明会と住民投票などが9月以降、第3段階の最終協議と
  各町議会での合併議案の審議が年末から行われる見通しです。住民生活の
  将来を大きく左右する自らの問題、大きな関心を持ってください。

 呼びかけ:七町合併協議、分かりやすい住民説明を!

(第2面)
一般質問しました
国会は年金改革で大騒動。議員の未納問題、世論に背いて
強行採決、とたんに03年出生率1.29と新聞のすっぱ抜き。
年金は、世代を超えた「助け合い」による将来への「安心の制度」。
自治体も「助け合い」による「安心の制度」では同じ。ごみ、上下水道、
福祉、教育、健康、防災など、住民みんなでお金を出し合い、個人では
できない協同の事業として行政サービスを受けている。人口減少・少子
高齢化で収入減・支出増が慢性化しているのに、行政の対応が大きく立ち
後れている。住民が将来においても安心できる自治体への「構造改革」は、
避けて通れない。7町合併協議も有力な選択肢である。 但し( )内は堀内

(1)7町合併協議、住民説明会の進め方について
1)合併協議で大切なのは「住民参加」と「自主的判断」
 7町合併協議が近く一巡する見通しとなった。上牧町における住民説明会に
  ついて問う。開催日時、場所、説明事項、資料、説明者はどうか。  (堀 内)
 A
7町同じような形が望ましい。日程は9月末ごろから、場所はなるべく地元
  へ出向いてする方がよい。説明事項、資料は7町統一の資料で進めることで、
  事務局において作成中。独自の資料については各町で準備し、説明者は
  各部局から説明できる者も出席して行う考えである。     (企画創生部長)
 「住民参加」で合併問題を考え、「自主的判断」が住民にも求められるが‥
 その必要性については、合併協議会幹事会(7町合併担当部長で構成)でも
  同じ意見である。ただ、その後の住民投票で7町の足並みが揃っていない。
  (7町のうち、平群町、斑鳩町、上牧町の3町が住民投票を予定)

2)分かりやすい資料で、合併できない場合も含めて住民説明会を
 住民説明会の資料に財政の話が出てくるが、住民には分かりにくい。
  家計簿の感覚に置き換えるなどの工夫が、各自治体で行われているが‥
 もう少し分かりやすいようにとの要望は理解できる。事務局に伝える。
 合併しない場合や合併できない場合も考えられる。財政や住民サービス、
  将来も住み続けられるのかなど、住民が判断できる説明をお願いしたい。
 いま7町合併協議を進めており、資料に財政シミュレーション(試算)も
  含まれる。上牧町が単独で行く場合までは必要がないのではないか。

3)合併の賛否を問う住民投票、ぜひ実施を(4面に関連記事)
 3月の平群町に続いて、斑鳩町が6月に住民投票条例を制定した。
  いまのところ実施することがハッキリしているのは3町ではないのか。
  7町が揃わなくても、合併協議の大事な課程として、住民投票をぜひとも
  やるべきだと思うが、町長の見解を聞きたい。
 住民投票については、先の議会(3月)でもいった通り、9月議会に
  (住民投票)条例案を提出したいと考えている。8月には協議会での協議
  項目が全部出揃うとのことである。議会で通ったら説明会を兼ねて6ヶ月
  以内にやらなければならないので、その間に住民に説明したい。 (町 長)

(第3面)
(2)上牧町土地開発公社の実態と健全化への取り組みについて
1)上牧町土地開発公社の保有土地、合併協議7町のなかで最大
 公社保有土地の実態は、どのようになっているのか。       (堀 内)
 公社全体の簿価として60億円程度(14年度決算で保有面積102,606?、
  簿価59億8,314万円)になっている。このなかで小集落地区改良事業用地
 (簿価の34%)と道路用地(同20%)とでかなりの割合を占めている。今後の
  事業進行に合わせ、(町への)早急な買い戻しを進めて行きたい。  (公社局長)
 2つの事業用地だけで公社保有土地の半分以上、簿価で30億円以上になる。
  このことは杉田町長の重点施策を象徴していると理解してよいか。
 その通りである。まだ残っている土地は何とか処分して、半分位までに
  減らしたいが、処分するにしても安く損をして売ることもできない。 (町 長)

2)塩漬け土地(=5年以上経過した遊休地)、簿価の80%占める
 Q公社保有土地のほとんどが「塩漬け土地」である。公社がじっとしている
  だけで、金利と管理費だけで年間に1億円がどうしても必要であるが‥
 A年間に金利、人件費、管理経費を含めて1億円が必要というのはその通り
  (簿価が膨れ上がる)。地価下落による資産の劣化(目減り)が進んでおり、
  スピードを上げて、処分できるものは処分して行きたい。    (公社局長)
 土地開発公社に詳しい神戸商大の赤井助教授は「ほとんどの塩漬け土地は、
  利用価値が低く市場で売れず、自治体が買い戻す金もない。首長の責任問題
  につながるとして、問題先送りになりやすいが、放置するほど傷は広がる
  ため、一刻も早い処理が必要。十分な情報公開の下、自治体と住民、議会
  などが処理方法を議論すべき」と述べている。公社の健全化は、もはや実行
  あるのみであるが、どう取り組むのか。
 (公社の健全化は)指摘の通りかなと考える。

(3)次世代育成支援への取り組みについて
 次世代育成支援対策推進法の規定により、上牧町地域行動計画を16年度中に
  策定しなければならないが、立ち上げが遅れたのではないのか。   (堀 内)
 スケジュールとしては、5月21日にアンケート調査を実施し、6月3日まで
  に回収した。0歳から小6児童の保護者が対象で、現在その集計を行って
  いる。7月までに地域行動計画策定委員会を設置する。    (住民福祉部長)
 地域行動計画の策定にあたって一番大切なのは、介護保険と同じく住民参加である。
  そのためには、住民への情報の公開、説明会の開催、計画の公表は欠かせないがどうか。
 策定委員会をまず設置し、その下部組織として専門委員会を設置する。そのなかに
  住民代表を何名か入って頂き、住民意見を取り入れて行きたい。出来上がった素案に
  ついては、12月までに住民に公表したい。

呼びかけ:上牧町土地開発公社、健全化への取り組み急げ!

(第4面)
合併・住民投票は、どんな制度?

(1)住民投票は、直接住民に合併の賛否などを問う
 
・いまの制度では合併議案は、最終的に議会で議決することになっています。
  こと合併については、住民生活への影響も大きく、地域の将来を左右する
  大きな問題であるため、投票によって直接住民の意志を確認するものです。
  執行者である町長は、住民投票の結果を尊重することとされています。
 ・合併を問う住民投票が急増しています。13年7月に、埼玉県上尾市で合併
  賛否を問う住民投票に始まり、16年6月27日現在、全国で実に151件が
  行われるまでになりました。その結果、大きく分けて「合併する」101件、
  「合併しない」が46件で、投票率が低く「不成立」4件となっています。
 ・参院選など普通選挙と違って、住民投票を実施するための法律がないため、
  市町村の議会で独自に条例を作って行われています。合併協議が行われて
  いる7町では、すでに平群町(3月議会)、斑鳩町(6月議会)で制定され、
  上牧町は9月議会に住民投票条例案が提出される予定です。

(2)住民投票実施には、住民への情報提供と費用負担が欠かせない
 ・合併の是非を議会だけにまかせるのでなく、住民自らが判断するうえでの
  大切な住民投票です。そのためには、合併協議の内容はいうまでもなく、
  合併しない場合や合併できない場合の将来像などについて、各町で住民への
  分かりやすい資料提供と説明責任が求められます。
 ・住民のみなさんもこれまでのように、行政や議会にお任せでは済みません。
  合併協議を通じて、初めて7町の仕事が比較・一覧で明らかになりました。
  これらの資料は、いつでも公開されています。例を見ない行政情報の公開
  であり、合併問題に止まらず住民自治を進める貴重な資料にもなります。
 ・住民投票には、費用も掛かります。普通選挙と同じ位の費用、上牧町の場合
  数百万円は必要なのではないでしょうか。そんな費用を使うのなら「議会が
  責任を持って判断すればよい」との意見もあります。しかし、合併問題の
  重要性からみて、堀内は「住民投票を実施すべきであり、その費用は
  住民参加の必要経費と割り切るのがよい」と考えています。

 ☆合併・住民投票の詳細については、ホームページに掲載

  ホームページを公開しています
  「市民のこえ」の電子版、みんなの広場として構成。
  「市町村合併特集コーナー」を設け、さらに拡充中。
    http://www.lint.ne.jp/~horiuti/siminnokoe.html
    電    話  0745-32-0022
    ファックス  0745-33-2258  議会議員 
堀 内 英 樹
   電子メール  horiuti@lint.ne.jp      上牧町桜ヶ丘1-18-1

  
おことわり:古紙100%の再生紙を使っております。少し読みづらいですが、ご理解ください。

 「市民のこえ」第39号(Word2000形式)
 
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