お旅所の正面の一段高い所に若宮神の行宮(あんぐう)があり、その前に小高く約五間(9メートル)四方の芝舞台がある(数年前から屋根が設営されています---ない方が雰囲気があってよろしいかと思ってます)。その前の左・右に大きな「だ太鼓」が据えられています。
お旅所祭は、だ太鼓が打ち鳴らされ、奏楽のうちに神饌が捧げられ、続いて宮司がご幣を捧げ、祝詞を奏上してのち行宮の下に座を進め、神職が退いたあと日使の奉幣・祝詞があり、各種団体の代表、稚児や願主投、大和士などの拝礼がおこなわれる。
このあと神楽が舞われ、そして、田楽・細男・猿楽(能楽)・舞楽など、午後11時近くまで各種神事芸能が奉納される。まさに生きている芸能の歴史を目のあたりにするようで、けだし圧巻である。
(2007.12.17)(奈良市) |
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神事参勤の無事を祈って田楽座が本社と若宮で田楽を奉納する。
(2007.12.16)(奈良市) |
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おん祭の神饌は他に見ない特殊神饌が多い。宵宮祭は遷幸の儀に先立ち、若宮神前に「御戸開(みとびらき)の神饌」を奉じ祭典の無事執行を祈る行事。暮れなずむ頃、若宮本殿に静かに献遷される様子は厳粛なものです。
(2007.12.16)(奈良市) |
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「春日若宮おん祭」は17日深夜の還幸の儀で終わりますが、翌18日、後宴能が行われます。おん祭にかかわった人たちをねぎらうために行われると言う。若宮さんが還られた後でもあり、行宮を背に観客に向かって演じられます。今年の演目は能は「橋弁慶」「金輪」狂言は「清水」でした。
(2007.12.18)(奈良市) |
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春日大社摂社若宮神社の例祭、おん祭の無事執行を祈願して行われる大宿所祭の前に参勤者を清める御湯立(みゆたて)神事。勤められる巫女は特別な一族だけに伝承されているそうです。唱詞(となえことば)を奏上しながらたぎる湯釜から笹で湯を振りまかれます。
(2007.12.15)(奈良市) |
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桜井市の山里、高田地区に伝わる亥の子あらし。亥の子信仰は、田の神は収穫が終わると山へ戻って山の神となるとされ、全国各地にも伝わっていますが、多くは石を大地に打ちつけるなど、ですが、当地、高田の亥の子あばれ祭りはちょっと変わっており、子供達が、お仮屋をつぶして供え物を奪い合ったり、お膳を蹴散らしたりと大暴れします。昔は頭屋さんの屋敷で行っていたそうですが、最近は特設の舞台で行われています。県指定無形民族文化財
(2007.12.2)(桜井市) |
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夜になると、神棚の燈明を消しにかかります。おとながそれを阻止し、何度も点火しますが、わらを投げてそのじゃまをします。暗い中でなんどもなんども繰り返し行われます
(2007.12.2)(桜井市) |
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寒牡丹は春冬の二期咲きのもので、冬期に路地植えのままで咲くものを寒牡丹というそうです。温度調整などして冬に咲かせるのは冬牡丹といいこれはいわゆる春牡丹だそうでややこしいことです。春牡丹のように豪華な感じはしませんが、その分風情はあります。霜、雪除けに藁苞(わらづと)で囲ってありますが、雪を被るとさらに風情があるものです。2003年の雪の寒牡丹はこちらにあります。
2007.12.26)(葛城市) |
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おしどりが奈良にも飛来していると聞いて行ってみました。この時期から来春にかけてが恋の季節だとか。なかなか用心深く森蔭の岸などに居て泳ぐ姿をあまり見せてくれません。それもそのはず、おしどりは藻などの他ドングリの実を好むそうです。木にも留まるし、巣も大木の洞などに作るそうです。水鳥にしてはめずらしいと思います。レッドリストの種だそうですので、場所の詳細は伏せさせていただきます。
(鳥に詳しくありませんので愛鳥家の友人の情報を得てます。)
(2007.12.25)(天理市) |
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