近撮_2011.7
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示し、
掲載後に順次、「風景」「行事・祭」「花ごよみ」「桜」「鹿」などに区分して掲示します。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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地蔵盆

地蔵菩薩の縁日(毎月24日)の会式のうち、7月24日を中心に(旧暦実施のところは8月24日)地蔵盆として称して祭が行われます。地蔵菩薩は子供の守り仏といわれ、数珠繰りが行われたり、子供向けのイベントが用意されるなど、地域の子供にとっても楽しみな祭のようです。


[地蔵盆1_当麻寺]

本堂前の地蔵尊で法要が行われます。読経に合わせ子供達も数珠繰りをします。
(2011.7.24)(葛城市)


[地蔵盆2_当麻寺]

(2011.7.24)(葛城市)

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[地蔵盆_忍海寺]

忍海(おしみ)の角刺神社の神宮寺である忍海寺(にんかいじ)の境内で数珠繰りが行われます。お参りの中心は地域の寿会といわれる老人会のご婦人達。数珠の中の大玉が巡ってくると、願いをこめて額にあてがいます。子供にとってはゲーム感覚のようですが、時々は神妙な顔つきになったりもします。
(2011.7.24)(葛城市)


[村の地蔵参り1_忍海]

忍海寺でのお参りのあと、寿会の方達が村中の6箇所のお地蔵さんを巡り法要されます。子供達もついてまわりますがどうやら法要のあと用意されたお菓子が目当てのようでもあります。
(2011.7.24)(葛城市)


[村の地蔵参り2_忍海]

お菓子をもらったら、さあ次のお地蔵さんへといちもくさん。
(2011.7.24)(葛城市)

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[仏供_地蔵盆_奈良口]

お供えは野菜やお菓子類が多いようですが、中には凝ったものも見受けます。奈良口のお供えはカボチャを半切りにしたものに、きゅうり、なすび、にんじん、ピーマン、トーモロコシ、ミニトマトをかざったもの。名前もないし、意味も特にはないようです。奈良口のお地蔵さんは耳の大きな特徴あるお地蔵さん。
(2011.7.24)(大和郡山市)

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[地蔵盆_大門地蔵尊]

奈良市内にもたくさんのお地蔵さんがあります。今まで気がつかなかったのですが、東大寺の転害門のそばにも大門地蔵がまつられています。転害門の基壇にも手書きの行灯が置かれています。夕暮れになるとお世話の老人達が集まり地域の子供らが来るのを待っています。しかしこのあたりは子供も少なくなったのかほとんど来られずでした。
(2011.7.23)(奈良市)

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火渡り_鳳閣寺

役小角の開山に始まり、古くから修験道場として知られてきたこの寺では、7月になると火渡りの神事が行われます。ホラ貝が鳴り響く中、修験者や信者たちが燃えたぎる火の上をゆっくりと歩き、人々の無病息災を祈願します。(黒滝村Hpより転載)


[火渡り1_鳳閣寺]

修験道の祭事では護摩が焚かれることが多いですが、ここ鳳閣寺の火渡りは特に激しく行者さんは激しく燃え上がる火の中を渡られます。鳳閣寺の護摩は6年ぶりに再開されました。
(2011.7.27)(黒滝村)


[火渡り2_鳳閣寺]

(2011.7.27)(黒滝村)

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祗園祭_御杖神社

祗園祭は素盞鳴尊、牛頭天王を祀る祗園社、八坂神社で全国的に行われます。夏の干ばつを防ぎ、厄除けを祈願するものですが、御杖神社では盛夏を乗り切り疫病を祓う茅の輪くぐり、無病息災を願う御湯立て行事も行われこの日は村中の人々が集まり賑わいます。


[茅の輪くぐり_祗園祭_御杖神社]

日が暮れるころから三々五々集まり茅の輪くぐりが行われます。御湯立ての準備も整ってます。
(2011.7.17)(御杖村)


[御湯立て1_祗園祭_御杖神社]

無病息災、五穀豊穣を願い神主が御湯立てをされます。祈祷された人の名前を順に読み上げられ前に進み出た村人を前に「ご祈祷〜の湯」のアナウンスにあわせ神主が笹で湯を振りかけます。
(2011.7.17)(御杖村)


[御湯立て2_祗園祭_御杖神社]

子供らは競って前の方に出て熱湯(撒かれると意外に冷めてます)を浴びています。
(2011.7.17)(御杖村)


[湯立ての笹_祗園祭_御杖神社]

御湯立てに使う笹は祈祷されたもので、数多く準備されており湯立て中もどんどん新しいのと交換していかれます。使った笹は戴いて帰り、疫病除け、五穀豊穣を願いお家の玄関などに飾られるそうです。
(2011.7.17)(御杖村)

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千燈明_龍田神社

法隆寺の鎮守社として建立されたという龍田神社。ここの夏祭りはもとは風祈祷だったと思われますが、今は地域の夏祭りとして盆踊りやイベントなども賑やかに行われ、本殿の前に願いを書いた札を掛け千燈明が灯されます。


[千燈明_龍田神社]

(2011.7.16)(斑鳩町)

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蓮華会_金峯山寺〜大峯山寺

吉野の蔵王堂で執り行われる蓮華会。高田の捨篠池の蓮が運ばれ、吉野山では御輿や桶に入れてお渡りがあり、蔵王堂に奉献されます。蛙御輿や蛙飛び行事も行われ賑わいます。翌日早朝から山上ヶ岳の山頂にある大峯山寺まで行者さんらにより奉献入峯されます。


[蓮華会1_金峯山寺]

蓮華会には大和高田市にある捨篠池の蓮を奉献されます。高田の奥田は役の行者小角の生誕地と言われ、母の刀良売(とらめ)の墓があります。ここの池(捨篠池)の蓮を108本取り蓮華会に奉納されます。
(2011.7.7)(吉野町)


[蓮華会2_金峯山寺]

蔵王堂で蓮華会が執り行われます。この日1000年以上も続いている蛙飛び行事も行われます。
(2011.7.7)(吉野町)


[蓮華奉献入峯1_大峯山]

前日金峯山寺の蓮華会で奉献された蓮を吉野から山上ヶ岳の大峯山寺までの拝所や霊所に奉献される行事。早朝4時頃に吉野の金峯山寺を出立、山上ヶ岳頂上の大峯山寺まで約26キロの行程。約12時間。途中で新入りと呼ばれる初参加者は鐘懸け岩や西の覗き、裏行場で行をされます。
(2011.7.8)(天川村)


[蓮華奉献入峯2_大峯山]

(2011.7.8)(天川村)


[蓮華奉献_金峯山寺_大峯山]

大峯山寺に奉献された蓮華。
(2011.7.9)(天川村)

過年度の蓮華会こちらとあわせ御覧ください。
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夏神楽_都祁山口神社

7月に入ると、東山中と呼ばれる都祁地域を中心に夏神楽が行われます。都祁山口神社の神楽は村神主の太鼓の合図で神職が鈴を手にシャンシャンシャン、シャンシャンシャンと右廻り左廻りに6回ずつお祓いをするだけです。田植を終え夏を無事乗り切るようにとのお祓いでしょうか。祭典の後「おせんどう奉納」という他では見られないめずらしい行事が行われます。


[夏神楽_都祁山口神社]

(2011.7.3)(奈良市都祁)


[おせんどう奉納1_都祁山口神社]

宮守の2年神主を先頭に、太鼓を鳴らす二名の副神主、続いて参拝者一行が一の鳥居との間を往き来し、鳥居の向こうにある「モリガミさん」に拝礼を3往復されます。その時に二年神主の襟に氏子が樫の小枝を引っかけていきます。祭事は田の草取りの頃で、盛夏の田んぼでの日除けの所作ではないかと言われていますが不確か。夏病みをしないようにとの願いもあるようです。
(2011.7.3)(奈良市都祁)


[おせんどう奉納2_都祁山口神社]

(2011.7.3)(奈良市都祁)

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花火奉納_風鎮祭_龍田大社

風鎮祭は悪風を除き順風の到来を祈る祭礼で、1300年以上の歴史をもつ由緒ある祭。龍田神楽や風神太鼓などが奉納されますが、近年は花火の奉納もあり神主の手筒花火奉納のあと、信徒が三〜四人ずつ次々と火の粉を浴びながら手筒花火を奉納します。夏祭りの初めの風情もあり、河内音頭や江州音頭の踊り初めとしても賑わいます。


[花火奉納1_風鎮祭_龍田大社]

(2011.7.3)(三郷町)


[花火奉納2_風鎮祭_龍田大社]

(2011.7.3)(三郷町)

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泣き相撲_天之水分神社

天川村は夏祭りが盛んな地域で昔から大変に賑わったそうです。今では御輿の代わりに花車を引いたり、大人の相撲が子供相撲に変わったりしていますが、夜には近隣地区から提灯行列があったり盆踊りがあるなど大変に賑わいます。


[泣き相撲1_天之水分神社]

三歳までの子による健康祈願の泣き相撲。地域に子供は少なくなっていますが、町へ出ている孫達もこの日は大勢帰ってきて参加。しこ名もしっかりついています。泣き相撲ですから泣いた方が勝ち。取り組む前から泣く子や、なかなか泣かない子など応援席からも「泣け泣け!」と声がかかります。この後中学生まで年代別に子供相撲も行われます。
(2011.7.2)(天川村)


[泣き相撲2_天之水分神社]

(2011.7.2)(天川村)

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大賀ハス_当麻寺

2000年前の弥生時代の地層から採取され、大賀博士が発芽育成した「大賀ハス」。徐々に増え、今では全国で見られるようになったようです。奈良県では唐招提寺など数カ所で見られますが、当麻寺でも育てられています。


[大賀ハス1_当麻寺]

(2011.7.16)(葛城市)


[大賀ハス2_当麻寺]

(2011.7.16)(葛城市)


[大賀ハス3_当麻寺]

(2011.7.7)(葛城市)

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[ナツアカネ_当麻寺]

蓮池の水面をいろんな種のトンボが飛んでました。しばらくすると真っ赤な赤とんぼが蓮のつぼみのてっぺんに止まってくれました。赤いトンボはなんでも赤トンボでいいのだと思いますが、素人なりに調べて見ますに多分ナツアカネの雄だと思います。ほんとに真っ赤でした。
(2011.7.23)(葛城市)

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