近撮_2012.5
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示し、
掲載後に順次、「風景」「行事・祭」「花ごよみ」「桜」「鹿」などに区分して掲示します。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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おんだ祭_天川神社

天川神社のおんだ祭はいつ頃から始められたのか未調査ですが、神社のこと故祈年祭は行われていたのではと思います。芸能の神でもあることから神事は厳かですが、奉納行事などはどの祭りにおいても派手めな感じがします。おんだ祭報告祭では龍獅団による中國風の龍と獅子を操る踊りが奉納されます。


[報告祭_おんだ祭_天川神社]

神殿での厳かな神事のあと、兵庫商業高校の龍獅団の奉納が行われます。中国風ではありますが、おんだ祭と龍、蛇は関係深く違和感も意外に感じないものでした。
(2012.5.27)(天川村)


[おんだ祭1_天川神社]

大和に多く見られる農耕行事を再現するようなものはなく神田で田植えが行われます。お田植え祭の色が濃いものです。早乙女は全国からの信者の講員の方。地元のベテランさんの指導を仰ぎながらおぼつかない所作でした。
(2012.5.27)(天川村)



[おんだ祭2_天川神社]

田植えの間も龍と獅子が演技を披露。ちょっと見慣れないお田植え行事でした。
(2012.5.27)(天川村)



[おんだ祭3_天川神社]

植え終わると、風船を飛ばして祝い、祈ります。春の山村の華やかな一日でした。
なお、この坪内地区は昨年の水害で3〜4メートル浸かったそうで、それだけに村人もおんだ祭が出来たことにうれしい表情が見てとれました。
(2012.5.27)(天川村)

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練供養_当麻寺

正式には聖衆来迎練供養会式と言います。当麻寺の春の大祭で、中将姫の現身往生を再現する行事。蓮糸を染めて曼陀羅を織ったといわれる中将姫を西方浄土から迎えに来る様子を現します。雅楽や読経が流れ、西日が差すなか、本堂を西方極楽浄土、裟婆堂を人間界に見たて、その間にかけた来迎橋を金蓮台に乗せた中将法尼を持つ観音菩薩を先頭に、二十五菩薩が練ります。1000年を越える伝統を持つこの行事は、各地で行われる練供養(ねりくよう)の発祥と言われています。
2010年2011年のとあわせてご覧ください。


[練供養1_当麻寺]

中将姫を迎えに娑婆堂へ向かう二十五菩薩の一行。
(2012.5.14)(葛城市)


[中将姫1_練供養_当麻寺]

中将姫像を蓮台に載せ持つ観音菩薩を先頭に勢至菩薩、二十五菩薩、天人、僧侶、稚児さんらが来迎橋を渡り、極楽浄土に見立てた当麻寺の本堂である曼荼羅堂に向かわれます。
(2012.5.14)(葛城市)

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練り初め_当麻寺護念院

当麻寺の春の大祭、練り供養が5月14日に行われますが、中将法如尼追善回向のこの日に観音菩薩、勢至菩薩による練り初めが行われます。またこの日に残りの菩薩面の抽選が行われ当日かぶるお面が決められます。



[練り初め_当麻寺護念院

観音菩薩、勢至菩薩により本堂で練り供養の練り初めが行われます。
(2012.4.29)(葛城市)



[菩薩面の抽選_当麻寺護念院

観音菩薩、勢至菩薩以外の面は抽選で決められます。各講の代表の方が用意されたコヨリを封筒から引かれます。コヨリに書かれた番号の木札を住職から受け当日そのお面をかぶられることになります。
(2012.4.29)(葛城市)


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播種祭_大神神社

大神神社では境内の「大美和の杜(もり)」にある神饌田で、毎年豊年講の方々の奉仕により、神前に供える米が育てられ収穫されています。5月12日に米作りの最初の作業である籾種播きをする播種(はしゅ)祭が行われます。6月にお田植え祭、秋には抜穂祭が行われます。



[播種祭1_大美和の杜]

神饌田の四隅に洗米、塩、酒、切幣を撒いて清めのお祓い
(2012.5.12)(桜井市)



[播種祭2_大美和の杜]

神饌田のお祓い、神事の後、白丁姿の豊年講員によって鍬入れと籾播きの所作が行われ、そして水を引き入れる水口(みなくち)には、神官により斎串(いみぐし)が立てられます。
(2012.5.12)(桜井市)



[播種祭3_大美和の杜]

神事終了後、豊年講の皆さんにより実際の籾種と肥料播きなどが行われます。
(2012.5.12)(桜井市)


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汁かけ祭り・蛇綱曳き_野口神社

昔、葛城山への日参で村の筋街道を通っていた役行者に娘が恋をした。だが修行一途で見向きもされなかったため大蛇と化し、行者を飲み込もうと森の“穴”に隠れる。田植えに向かった村人が大蛇に遭遇し、持っていた味噌汁をぶっかけて逃れることができた。その後、井戸に入った大蛇は大石でふさがれ、手厚く供養されたという謂われのもとに行われてきた祭事。奈良の各地でも行われてきた農耕儀礼「ノガミ」の一種。蛇穴(地名)の野口神社での祈年祭のあと、蛇や参詣者に向かって神主がわかめ汁をかけることから「汁かけ祭り」と呼ばれ、蛇を曳くことから「蛇綱曳き」と呼ばれています。ご神体の龍は一年間頭屋の家で祀られますが、その頭屋渡しにも特色が見られます。(汁かけや、蛇綱曳きなどは2011年分と合わせご覧ください)



[頭屋の祭壇_頭屋_蛇穴]

龍のご神体(最上壇)は頭屋で一年間祀られこの日に頭屋渡し(トヤワタシ)で引き継がれます。祭壇の前には前日に作られた蛇綱の頭と紅白の餅。この餅藁でつくられた蛇が祭りではご神体の身代わりとなり汁かけや蛇綱曳きとして使われます。
(2012.5.5)(御所市)




[頭屋祭_頭屋_蛇穴]

早朝に迎えの一行が頭屋に向かい、祭壇の前で祝い歌を歌いご接待を受けた後、野口神社へお渡りが行われます。
(2012.5.5)(御所市)



[ご神体_野口神社]

ご神体の龍
(2012.5.5)(御所市)



[お渡り_蛇穴]

旧の頭屋から野口神社へご神体の龍と蛇綱の頭のお渡り。
(2012.5.5)(御所市)



[蛇綱曳き1_蛇穴]

野口神社で胴体部をつけられた蛇綱(約14メートル)を曳いて村の家々を廻ります。先頭を行く囃子方が太鼓を打ち鳴らし玄関に入り(昔は座敷まで土足で蛇綱もなだれ込んだそうです)邪気を祓い、豊作を祈願します。祝儀をいただいた家の前では蛇を上下に揺すって祝います。
(2012.5.5)(御所市)



[蛇綱曳き2_野口神社]

家々を廻って神社に帰り着くと、そこでも囃子方が太鼓を打ち鳴らし祝います。
(2012.5.5)(御所市)



[頭屋受け(トヤウケ)_蛇穴]

神社での神事の後、新頭屋宅までご神体のお渡りが行われ、「頭屋渡し」が行われます。新頭屋さんはご神体を一年間預かり祀られます。祭壇の飾り付けをされている間も囃子方が上がり込み太鼓を打ち鳴らしお祝いをします。
(昔は畳敷きの座敷に土足でなだれ込んで祝ったそうです)
(2012.5.5)(御所市)


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御田祭_葛木御歳神社

平成21年に70年ほど途絶えていた御田植え祭が復活されています。御歳神は稲の神として古代より崇敬されており、神社では御田祭、水口祭のルーツではないかとおっしゃってます。御田祭の内容は田主が牛を引いての農作業の所作をされたりは他の神社とほぼ同じですが、特徴的には、苗は杉に護符を添え紅白の水引を結んだもの、田植えの所作は参拝者全員でされます。この護符はもとは田を荒らすイナゴよけとして信じられてきたとのこと。



[御田祭_葛木御歳神社]

(2012.5.3)(御所市)



[護符苗_御田祭_葛木御歳神社]

(2012.5.3)(御所市)


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金環日食_斑鳩の里

日本全土の広範囲で金環日食は見られるのは実に932年ぶりとのこと。今日は全国で金環をお楽しみになったことと思います。私は地元近くの斑鳩の里で追っかけをしました。なんとか斑鳩三塔とからましてと短時間の間に走り回りましたが、なかなか相対の関係がうまくとれず大忙し。きれいな金環は塔から少し離れていますがなんとか写せました。似た光景ではありますが、次はあの世でしか見れないそうですので4点アップさせていただきます。
(2012.5.21)(斑鳩町)


[金環日食1_法輪寺]


[金環日食2_法輪寺]


[金環日食1_法隆寺]


[金環日食1_法隆寺]

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