近撮_2012.7
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示し、
掲載後に順次、「風景」「行事・祭」「花ごよみ」「桜」「鹿」などに区分して掲示します。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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土用垢離_柳生

柳生上町、下町で行われる土用垢離。上町の土用垢離は土用入りの日に八坂神社の宮座衆(12人衆だそうですがこの日は8人でした)により行われます。神社で支度を調え、編み笠、腰縄、数珠、藁草鞋、白装束姿で近くの今川に向かいます。川にはご神体の石を青竹で囲んだ祭場が設えられており祭事が執り行われます。祝詞奏上の後、禊ぎの所作が行われます。小さな竹の杓で「ひー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー」と唱えながら川水をかけます。この所作を続けて三回繰り返されます。この垢離を昼をはさみゆっくり休息をとり食事もする籠もりをしながら一日に三回行われます。(記録用にと特別に許可を得て撮影させていただきました)


[土用垢離1_柳生上町]

(2012.7.19)(奈良市)



[土用垢離2_柳生上町]

宮座衆の役割は決まっており、先頭は十二老と呼ばれる一番若手で陰灯籠を持つ、2番目は二老と呼ばれる禰宜(村神主)さんで榊を持って川へ向かわれます。
(2012.7.19)(奈良市)




[土用垢離3_柳生上町]

(2012.7.19)(奈良市)


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地蔵盆_福智院

福智院はもとは興福寺大乗院の地蔵堂で、古来南都における地蔵信仰の霊場だったそうです。本堂での法要の間境内で小さな護摩で、参拝者の願いを書いた札を焚かれます。ご本尊の地蔵菩薩は千仏光背を背負った6.76メートルもあるどっしりとしたもので、慈相をたたえて鎮座されています。



[護摩_地蔵盆_福智院]

本堂での法要の間境内で小さな護摩で、参拝者の願いを書いた札を焚かれます。
(2012.7.23)(奈良市)




[数珠繰り_地蔵盆_福智院]

地蔵菩薩さまの前で子供らによる数珠繰りが行われます。住職を中心に輪になって読経にあわせ108の玉の大きな数珠を繰っていきます。
(2012.7.23)(奈良市)


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御祓祭_綱越神社

6月と12月の晦日に行われる除災行事を「大祓」と言いますが、6月の大祓は「夏越の祓え」と言い、半年の罪、穢れを祓い、後半年の除災、健康を願う神事。大神神社摂社の綱越神社の夏越の祓えは旧暦で7月末に行われます。「御祓祭(おんぱらまつり)」と呼ばれ古くから親しまれています。おんぱら祭の様子は2009年のを御覧ください。


[お参り_御祓祭_綱越神社]

(2012.7.31)(桜井市)



[演芸_御祓祭_綱越神社]

(2012.7.31)(桜井市)



[おんぱら音頭_御祓祭_綱越神社]

(2012.7.30)(桜井市)



[御祓祭花火大会_綱越神社]

(2012.7.31)(桜井市)


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蓮華奉献入峯_大峯山

前日金峯山寺の蓮華会で奉献された蓮を吉野から山上ヶ岳の大峯山寺までの拝所や霊所に奉献される行事。早朝4時頃に吉野の金峯山寺を出立、山上ヶ岳頂上の大峯山寺まで約26キロの行程。約12時間。途中で新客と呼ばれる初参加者は鐘懸け岩や西の覗き、裏行場で行をされます。最終の大峯山寺に蓮華奉献されたあと、大峯山寺前の護摩壇において採灯大護摩供を厳修されます。


山上ヶ岳での行などは2009年の蓮華奉献入峯をご参照ください。


[勤行_出立_金峯山寺]

未明3時半ごろ、出立にあたって 蔵王堂での勤行。ご一行約120名と関係者で般若心経の大合唱。
(2012.7.8)(吉野町)



[出立_金峯山寺]

蔵王堂を出立。
(2012.7.8)(吉野町)



[勤行_金峯神社]

吉野山の拝所を順次勤行しながら登られますが、ここは奧吉野の金峯神社での勤行。
(2012.7.8)(吉野町)



[入峯1_吉野山]

いよいよ入峯。
(2012.7.8)(吉野町)



[入峯2_金峯山寺]

(2012.7.8)(吉野町)



[蓮華奉献_母子堂]

金峯神社からの登り口近くの拝所。母子堂に奉献された蓮華一輪。
(2012.7.8)(吉野町)


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蓮華会_金峯山寺

吉野の蔵王堂で執り行われる蓮華会。高田の捨篠池の蓮が運ばれ、吉野山では御輿や桶に入れてお渡りがあり、蔵王堂に奉献されます。蛙御輿や蛙飛び行事も行われ賑わいます。翌日早朝から山上ヶ岳の山頂にある大峯山寺まで行者さんらにより奉献入峯されます。



[蓮華会1_金峯山寺]

(2012.7.7)(吉野町)



[蓮華会2_金峯山寺]

(2012.7.7)(吉野町)



[蓮華会3_金峯山寺]

(2012.7.7)(吉野町)



[蓮華会4_金峯山寺]

(2012.7.7)(吉野町)


この日1000年以上も続いている蛙飛び行事も行われます。不心得な男が神仏を侮辱したのでオオワシにさらされ、その後、男は後悔したので、金峯山寺の高僧が男を蛙の姿にして救い出し、蔵王権現の宝前でその法力によって人間に立ち返らせたという伝説を再現したもの。愛嬌のある蛙が飛び跳ねるめずらしいお祭りです。
(2012.7.7)(吉野町)




[蛙御輿1_蓮華会_金峯山寺]

竹林院を出発しケーブル駅前まで蓮華御輿、蓮華奉献ご一行を迎えに下り、そのあと蔵王堂まで先導して錬ります。坂道で大変ですが、最後は蔵王堂の仁王門の階段を太鼓の連打にあわせ、いっきに担ぎ上げます。
(2012.7.7)(吉野町)




[蛙御輿2_蓮華会_金峯山寺]


今年は雨模様で御輿も担ぎ手もびしょ濡れ。なおいっそう「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ」の声を張り上げ意気盛んに山の街道を上り下りしていきました。
(2012.7.7)(吉野町)



[蓮華御輿_蓮華会_金峯山寺]

蓮華は人間の煩悩を表す108本を奉献されますが、その内の1本を御輿に載せうやうやしく献上されます。
(2012.7.7)(吉野町)




[蛙跳び行事1_蓮華会_金峯山寺]

脇師から見我身者(けんがしんじゃ)から偈文(げもん、仏徳を称え教えを説く言葉)を授かる青蛙。
(2012.7.7)(吉野町)



[蛙跳び行事2_蓮華会_金峯山寺]

本堂正面に座す大導師から真言を授かり、青蛙は元の人間の姿に戻ります。
(2012.7.7)(吉野町)


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風鎮祭_龍田大社

風鎮祭は悪風を除き順風の到来を祈る祭礼で、1300年以上の歴史をもつ由緒ある祭。龍田神楽や風神太鼓などが奉納されますが、近年は花火の奉納もあり神主の手筒花火奉納のあと、信徒が三〜四人ずつ次々と火の粉を浴びながら手筒花火を奉納します。夏祭りの初めの風情もあり、河内音頭や江州音頭の踊り初めとしても賑わいます。


[花火奉納1_風鎮祭_龍田大社]

奉納花火のトリは「ナイヤガラの滝」一瞬火が走り真っ赤に、その後滝のように花火が流れます。
(2012.7.1)(三郷町)

2004年のナイヤガラの滝



[花火奉納2_風鎮祭_龍田大社]

(2012.7.1)(三郷町)



[お神楽_風鎮祭_龍田大社]

(2012.7.1)(三郷町)


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