近撮_2012.11
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示し、
掲載後に順次、「風景」「行事・祭」「花ごよみ」「桜」「鹿」などに区分して掲示します。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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蹴鞠_談山神社

今から凡そ1400年前、中国から伝わったと言われ、 中大兄皇子と藤原鎌足が飛鳥の法興寺(現・飛鳥寺)で蹴ったのが最初とされ、 以来歴代天皇始め宮中の高官・ 将軍・大名・室町江戸時代では庶民に至るまで広く行われたが、 明治維新頃 には―旦跡絶えた。明治38年、 明治天皇の御下命により当蹴鞠保存会を創立して現在に至った。藤原鎌足公が飛鳥法興寺の蹴鞠会(けまりえ)において中大兄皇子とはじめてまみえ、 「大化改新」の発端となった故事にちなんで行われるたいへん雅びな祭です。 現在は毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に行われてます。(談山神社Hpより引用)



[蹴鞠1_談山神社]

藤原鎌足公が、飛鳥法興寺の蹴鞠会において、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(後の天智天皇)と会い、「大化の改新」の発端となった、という故事にちなんで行われる祭り。日本唯一の木造十三重の塔や朱塗りの本殿や拝殿、権殿が美しく配された談山神社で古式ゆかしく行われる蹴鞠は雅やかなものです。
(2012.11.3)(桜井市)




[蹴鞠2_談山神社]

蹴鞠会は「軒(のき)」と呼ばれる最上位の鞠足(蹴る人)が鞠を受け取ることから始まります。鞠は紅葉の枝(春は桜など季節により変わる)に挟まれています。鞠は鹿で作られ馬の皮で縫い合わせているとのこと。
(2012.11.3)(桜井市)


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神末祭り_御杖神社

御杖神社の神末祭りでは太鼓台が練ったり、伊勢大神楽が奉納されたりと賑わいますが、この日は当家の引き継ぎの日でもあります。各地の当家引き継ぎの儀式もそれぞれですが、ここでは「お当渡し」と言われ特徴もありますので今回はそのお当渡しを中心に取材させていただきました。
太鼓台などの賑わいは昨年のをごらんくださいませ



[お当渡し1_御杖神社]

6っつの各代地から、板元さん(自治会長さん役)が御幣を持ち、現当家さんが分霊を持ち、次の当家さんが風呂敷包みを抱えて、神社に次々に到着されます。代地から神社までの間、「オー〜、オー〜」と神移しの発声を上げながら神社まで来られます。
(2012.11.4)(御杖村)



[お当渡し2_御杖神社]

当家で一年間お祀りしてきた御幣、分霊を神主さんにお返しになります。
(2012.11.4)(御杖村)



[お当渡し3_御杖神社]

それぞれの代地の現当家、板元さん、新当家のが縦に並び、すなわち前列に6人の元当家、次に板元さん、3列目に新当家さんが並ばれます。まず神主さんから前列(写真左側)の現当家さんに御神酒が注がれ、それを「オー〜」と発声しながら戴きます。次に現当家から板元さん(中列)に御神酒を注ぎ、同じように「オー〜」と発声しながら戴きます。次に板元から新当家(左列)に同じように行われます。これで当家の引き継ぎが行われたことになります。
(2012.11.4)(御杖村)



[芋鉢_神饌_御杖神社]

神饌のひとつに「芋鉢」というのがあります。
芋を串差ししたものを小豆をつぶした餡(味付けなし)で固め、その上にユズをつけた紅白のナンテンを立ててあります。円錐型をしていますが、昔は植木鉢をひっくり返したような形だったそうです。
(2012.11.4)(御杖村)



[芋鉢の賜り_御杖神社]

これを新旧当家がつぶし、それぞれの代地に持ち帰り配られます。別の神饌の「牛の舌」と呼ばれる延べ餅といっしょに持ち帰られます。
(2012.11.4)(御杖村)



[新当家へ_御杖神社]

代地への帰りは板元、新当家、旧当家が並んで、「オー〜、オー〜」と発声しながら戻られます。新当家の家に着くと、玄関で大きな声で「オー〜、オー〜」と発声して座敷に上がり、床の間に祀られます。
(2012.11.4)(御杖村)


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