近撮_2013.1
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示し、
掲載後に順次、「風景」「行事・祭」「花ごよみ」「桜」「鹿」などに区分して掲示します。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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大和路写真帳
最近作を撮影順に区分なしで掲示し、掲載後に順次、「特集」「行事・祭」「風景」などにに区分の予定。
過年分も合わせてご覧いただければ幸いです。(できるだけかぶらないシーンを載せていますので)

山焼き_若草山

奈良の春を告げる行事として親しまれている山焼き。麓の野上神社で春日大社の神官、興福寺、東大寺の僧侶、金峯山寺の修験者による神事が行われ、点火されます。起源に諸説ありますが、三社寺の説によれば、山頂にある鶯塚古墳の霊魂を鎮める祭礼とのこと。
花火が打ち上げられた後にトンドの火から消防団が手松明に移し一斉に枯れ草に点火。一気に燃え上がっていきます



[山焼き_若草山]
今年は遠景で大仏殿、二月堂の見える所から撮らせていただきました。
(花火はプロローグで打ち上げられますのと、徐々に燃え広がりますので全山燃えたようにはで同時には写りません。コンポジットしてあります。)
(2013.1.26)(奈良市)

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春日の大トンド_飛火野

1月15日前後に各地で大トンドが行われてきました。昔は小正月の15日と決まっていたようですが最近は一定ではないようです。春日大社では正月に持ち込まれた古札や弓矢、お守りを当日持ち込まれたものと合わせて飛火野で炊きあげれます。火炉は県下一の大きさだと思われます。
最近は当日行われる若草山の点火式に使われる火もここから採火されます。



[春日の大トンド1_飛火野]
(2013.1.26)(奈良市)


[春日の大トンド2_飛火野]
(2013.1.26)(奈良市)

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寒施行_霊山寺

寒施行(かんせぎょ)は、餌が乏しくなる寒中に、キツネやタヌキなどの野獣に食べるものを施す行事。霊山寺では奥の院の弁財天で行われます。
弁財天の裏山三カ所、(結構わくらばだらけの道のないところ)に油揚げとこんにゃくと小豆ご飯のおにぎりを置いて、真ん中にお酒を入れた鉢(ポリのあいそのないやつ)を置き、お詣りされます。その後、弁財天で院主さんはじめ参拝者でお勤めが行われます。



[寒施行1_霊山寺]
弁財天の裏山三カ所に油揚げとこんにゃくと小豆ご飯のおにぎりを置いて、真ん中にお酒を入れた鉢を置き、お詣りされます。
(2013.1.27)(奈良市)


[寒施行2_霊山寺]
講の方や信者の方が境内の近くのあちこちに油揚げとこんにゃくと小豆ご飯のおにぎりを置いていかれます。
(2013.1.27)(奈良市)


[寒施行3_霊山寺]
境内には講の方の名前の入った提灯が置かれ、油揚とこんにゃく、小豆ご飯のおにぎりが置かれます。明朝にはすっかり無くなっているいるそうです。
(2013.1.27)(奈良市)

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篠原踊り_篠原

五條市大塔の一番山奥の篠原集落に伝わる伝統行事で、天満神社の初天神祭に奉納されます。300年以上(一説には500年以上)も続けられているとのこと。伝わる唄は40曲ぐらいあるそうですが、最近は「梅の古木」「宝」「世の中」の3曲を舞います。男は太鼓を打ち、女は扇を持ち舞います。この舞は狼よけに奉納されたのではと伝わっていますが、神の使いとされるオオカミのおかげでイノシシや猿などの食害から作物が守られたことによる感謝の舞だという説もあるようです。篠原には以前は80戸ぐらいあったのが今ではわずか15戸ぐらいだとか。
県指定無形民俗文化財



[篠原踊り_篠原]
(2013.1.25)(五條市)


[踊り終えて_篠原]
(2013.1.25)(五條市)

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惣谷狂言_惣谷

惣谷地区で正月の神事始めに天神社での神事が行われますが、その奉納として、村人による正月狂言が古くから行われています。大正4年に演じられて以来途絶えていたものを、昭和33年に復活されたもので「鬼狂言」「狐つり」「舟漕ぎ」「万才」「壺負い」「鳥刺し」「鐘引き」「かなぼうし」の8曲が伝えらています。
県指定無形民俗文化財




[舟こぎ狂言_惣谷]
(2013.1.25)(五條市)

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笹酒祭り_光仁会_大安寺

病弱だった光仁天皇が同寺に参拝し、境内の青竹で温めた酒を楽しんで健康を保ち、当時としては高齢の62才で即位され77才まで在位されたとの伝承にちなむ行事。参拝者は本堂でがん封じの祈祷を受けたあと、笹娘から竹製のちょこに酒を注いでもらいます。青竹の筒で温められた笹酒の薬効が相俟って、御利益あらたかといわれ、全国から参詣者が詣られます。



[笹酒祭り1_光仁会_大安寺]
(2013.1.23)(奈良市)


[笹酒祭り2_光仁会_大安寺]
(2013.1.23)(奈良市)


[笹酒祭り3_光仁会_大安寺]
(2013.1.23)(奈良市)

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鬼走り_陀々堂_念仏寺

僧侶達の早口の読経、法螺貝、カタン、カタンと乾いた棒打の響く中、燃えさかる大きな松明を父鬼、母鬼、子鬼がかざし、堂内を走り回ります(実際には重くて走れはしません)。堂内はさながら煙と火の海。国家安泰、五穀豊穣、厄除けなどを祈願する年頭の修正会(しゅしょうえ)の結願行事として行われますが、鬼が厄を払うのもめずらしいものです。室町時代から伝わる伝統行事。
国指定重要無形民俗文化材



[昼の鬼走り_陀々堂_念仏寺]
夜の鬼走りに先立ち、昼の鬼走りと子供の鬼走りが行われます。いずれも松明に火は点いていません。
(2013.1.14)(五條市)

夜の鬼走り(2010年)


[鬼走り_陀々堂_念仏寺]

(2010.1.14)(五條市)

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弓打ち_藤井

正月に矢を放つ鬼打ち行事。藤井町の三十八神社では村の男達が竹と紙で大きな「的」を作り、矢竹で「矢」を、桜の木で「弓」を作ります。祈祷の後、村の長老、宮守、氏子たちが矢を射ます。この矢を持ち帰り苗代にさすと豊作になるとされています。
2011年などのもあわせて御覧ください。


[鬼的準備1_弓打ち_三十八神社]
的は直径2メートルぐらいあり、県下の鬼的としては最大級。竹ひごを組み、半紙を貼り中央に「鬼の鼻」をつけ、最後に「鬼」と書いた半紙を貼ります。的の廻りには13本の幣が付けられます。てっぺんの幣は「鬼のかんざし」と言われ、他の12本は暦の月をあらわしています。
(2013.1.13)(天理市)


[鬼的準備2_弓打ち_三十八神社]
(2013.1.13)(天理市)


[一老弓打ち_三十八神社]
一老さん(長老格の中の年長者)が神主に続いて弓を打たれます。天、地、東、西、南、北、鬼と順に。
(2013.1.13)(天理市)


[当屋弓打ち_三十八神社]
当屋二人が的を打ち、その後村人全員(男子)が順に打たれます。なかなか当たらないもので当たると拍手喝采。最後には一般参拝者なども打たせていだだけます。
(2013.1.13)(天理市)

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ケイチン_荒蒔

天理市荒蒔町の勝手神社の宮座衆により数十メートル離れた的場大明神でケイチン祭の鬼打ちが行なわれます。石上神宮の神官が最初にその年の恵方に向って射られ、続いて天、地、北、南、東、西へと打ち、最期に鬼的を射ます。鬼的の前には御幣と灯明が12本(うるう年は13本)立てられます。


[ケイチン鬼打ち_的場大明神]
(2013.1.12)(天理市)

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繞道祭_大神神社

新年の明けとともに行われる大神神社の繞道祭(にょうどうさい)。「ご神火まつり」とも称され、年初第一番に斎行される神事です。ご神火を3本の大松明に移し、氏子の若者がかつぎ、山麓に鎮座する摂末社18社の巡拝をかけ声と太鼓を響かせ走り回ります。
(2013.1.1)(桜井市)
2009年などのもあわせて御覧ください。


[採火_繞道祭_大神神社]
御神火は三つ鳥居の中で採火され、神職により松明に移され本殿奧から境内へ持ち出されます。
(2013.1.1)(桜井市)


[御神火1_繞道祭_大神神社]
(2013.1.1)(桜井市)


[御神火2_繞道祭_大神神社]
(2013.1.1)(桜井市)


[もらい火_繞道祭_大神神社]
(2013.1.1)(桜井市)


[摂社巡拝_繞道祭_大神神社]
(2013.1.1)(桜井市)


[巳の神杉前_繞道祭_大神神社]
摂社末社を巡拝して帰ってきた御神火は最後に巳の神杉の回りを三回回って終わります。
(2013.1.1)(桜井市)

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寒牡丹_石光寺

二上山の麓に中将姫ゆかりの石光寺があります。花の寺としても有名で四季色々な花が咲いています。中でもこの寒椿は他にあまり例がなく真冬に咲きます。この寒牡丹は、よくある冬咲き牡丹ではなく真冬に小さめにひっそりと咲きます。昨今は雪が少なく満開と雪景色がなかなか重なってくれません。



[寒牡丹1_石光寺]
(2013.1.14)(葛城市)


[寒牡丹2_石光寺]
(2013.1.14)(葛城市)

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雪の石光寺

 



[雪の石光寺]
(2013.1.14)(葛城市)

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