近撮_2013.7
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示しております。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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水汲み神事_でんそそ祭り

俗に「お峯のでんそそ」と呼ばれる近隣一帯の夏祭です。毎年7月28日に畝火山口神社で奉納行事などが行われます。中心行事が「お水取り」という神水汲みの神事です。
明治維新前は、26日の早朝に神官らが12人の供を従え行列を組んで壷坂峠を越え、はるばる大淀町土田の吉野川周辺へ水汲みに出掛けたと伝えられています。現在は26日の早朝に神官らが吉野川に水汲みに行きます。
農家では、「お峯のでんそその太鼓の音が聞こえたら田に入ったらいかん」と言って、この日までに田の仕事を終えてしまうよう努めていた時代もあったようです。
「でんそそ」は、お峯で打ち鳴らす太鼓の音が「でんそそ」と聞こえたことからこの名前がついたと伝わっています。また、特に夏痩せするような子どもには、綿入れを着せてお参りをさせるとご利益があると言われていたそうです。(大淀町HPより引用)



[水汲み神事_でんそそ祭り]

(2013.7.26)(大淀町)


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土用水垢離_柳生下町

柳生上町、下町で行われる土用垢離。(上町、下町で設えなどに多少の違いはありますが基本的には同じ)下町の土用垢離は宮座衆(12人衆だそうですがこの日は8人でした)により行われます。中宮寺で身支度を調え、編み笠、腰縄、数珠、草鞋、白装束姿で近くの今川に向かいます。川にはご神体の石を祀り祭場が設えられており祭事が執り行われます。祝詞奏上の後、禊ぎの所作が行われます。小さな竹の杓で「ひー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー」と唱えながら川水をかけます。この所作を続けて三回繰り返されます。この垢離を昼をはさみゆっくり休息をとり食事もする籠もりをしながら一日に三回行われます。(記録用にと特別に許可を得て撮影させていただきました)
上町の水垢離は昨年のこちらを参照ください。



[土用水垢離1_柳生下町]

宮座12人衆(今年は8名)が十兵衛杉のある月吹山中腹の中宮寺(村の集会所にもなっている)で身支度を調え、神事の後村中を通って今川に下って行かれます。
(2013.7.20)(奈良市)



[土用水垢離2_柳生下町]

祝詞奏上を行い、禊ぎの所作が行われます。小さな竹の杓で「ひー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー」と唱えながら川水をかけます。この所作を続けて三回繰り返されます。
(2013.7.20)(奈良市)



[土用水垢離3_柳生下町]

ご神体の石。神饌はサバとニンジンだけ。(あれ知らぬ間に小さな蛙さんが)
(2013.7.20)(奈良市)



[土用水垢離4_柳生下町]

水垢離を終えて戻られる一行。午前2回、昼休みをとって午後1回行われます。
(2013.7.20)(奈良市)


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油掛地蔵盆_吐田

近鉄結崎駅から西へ約2km、大和川の堤防の南に広がる川西町吐田(はんだ)一帯には、今ものどかな田園風景が広がっている。田んぼの中には東西南北にいく筋もの細い道が通るが、その一角にぽつんと建つ小さなお堂があり、油で黒光りした地蔵尊が祀られています。できものが治るなどの謂われもあり、村のお年寄りらにより常日頃から花を供え祈りを続けられています。



[油掛地蔵盆1_吐田]

夕方になると村の人々は各家から提灯を持ち寄り、提灯掛けに掛けて献灯されます。
(2013.7.23)(川西町)



[油掛地蔵盆2_吐田]

(2013.7.23)(川西町)


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御所の献灯行事_鴨都波神社

地元では「鴨の宮」で知られ、旧御所町及び近隣の五つの地区(東松本、竹田、南十三、蛇穴、元町)の氏神と
して崇敬されている鴨都波神社で行われている献灯行事。夏祭りと秋祭り宵宮に、五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願し、氏子地域から「ススキ提灯」と呼ばれる30基余りの提灯が奉納される。
「ススキ提灯」とは、2間半(4.5m)ほどの竹製の支柱に横木を4本通し先端から紐で連結し、高張提灯を上から、2・4・4の合計10張を三段に組みたてて、先端部に御弊を施したものである。県内においては、稲積みの形をススキまたはスズキと称するところは多いが、当社行事では「稲穂そのものの形」がススキ提灯の形と伝えられている。
各自治会や若衆会のススキ提灯による奉納の際に、提灯を回したり肩に乗せたりと大いに盛り上がります。
(鴨都波神社Hpより引用)



[御所の献灯行事1_鴨都波神社]
葛城公園から鴨都波神社まで川辺の道を行列されます。
そのの頃はまだ少し明るさもあり、葛城山、金剛山のシルエットも見えます。
(2013.7.16)(御所市)


[御所の献灯行事2_鴨都波神社]
(2013.7.16)(御所市)


[御所の献灯行事3_鴨都波神社]
(2013.7.16)(御所市)


[御所の献灯行事4_鴨都波神社]
(2013.7.16)(御所市)


[御所の献灯行事5_鴨都波神社]
(2013.7.16)(御所市)


[御所の献灯行事6_鴨都波神社]
(2013.7.16)(御所市)


[御所の献灯行事7_鴨都波神社]
子供提灯も参加。
(2013.7.16)(御所市)


[御所の献灯行事8_鴨都波神社]
子供も中学生ぐらいになるとうまいものです。
(2013.7.16)(御所市)


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蓮華会・蛙飛び行事

蓮華会は、金峯山寺の三大行事の一つで、七月七日は役行者が産湯をつかったと伝えられる大和高田市奥田にある弁天池の清浄な蓮の花を蔵王権現に供える法会です。
蛙飛び行事は、大青蛙を乗せた太鼓台が蔵王堂へ練り込み、法要の後、蛙飛びの作法が行われ、最後に導師の授戒によってめでたく人間の姿に戻ります。(金峯山寺HPより引用)


蓮取り行事_奥田

吉野山の金峯山寺蔵王堂で行われる蓮華会に供える蓮を役行者ゆかりの弁天池で108本切り取られます。この蓮を刀良売(とらめ・役行者の母)の墓に献じ、それを吉野に運び上げます。会式の翌早朝から一行により大峯山の拝所などに供えながら山上の大峯山寺に奉献されます。蓮華奉献入峯についてはこちらを参照ください。



[蓮取り行事_奥田・弁天池]
(2013.7.7)(大和高田市)



[刀良売の墓所_奥田]

奥田に祀られる役行者の母の刀良売(とらめ)の墓所。遠く葛城山、二上山方面が見えますが、今では住宅街工場街に囲まれて見渡せません。墓所をアップするのもはばかれるところですが、資料として。
(2013.7.7)(大和高田市)


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蛙御輿_吉野

竹林院を出発しケーブル駅前まで蓮華御輿、蓮華奉献ご一行を迎えに下り、そのあと蔵王堂まで先導して錬ります。坂道で大変ですが、最後は蔵王堂の仁王門の階段を太鼓の連打にあわせ、いっきに担ぎ上げます。



[蛙御輿1_吉野山]

吉野山の参道を巡る蛙御輿。
(2013.7.7)(吉野町)



[蛙御輿2_吉野山
 


[蛙御輿3_吉野山]

蔵王堂の前での担ぎ合いは勇壮。
(2013.7.7)(吉野町)


この日1000年以上も続いている蛙飛び行事も行われます。不心得な男が神仏を侮辱したのでオオワシにさらされ、その後、男は後悔したので、金峯山寺の高僧が男を蛙の姿にして救い出し、蔵王権現の宝前でその法力によって人間に立ち返らせたという伝説を再現したもの。愛嬌のある蛙が飛び跳ねるめずらしいお祭りです。
蛙飛び行事については過年度分をご参照ください。


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蓮華会_金峯山寺



[蓮華会1_金峯山寺]
蔵王堂で一山僧侶により執り行われる蓮華会。
(2013.7.7)(吉野町)



[蓮華会2_金峯山寺]

読経し、本尊に蓮を奉献されながら行堂されます。
(2013.7.7)(吉野町)


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