近撮_2014.07
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示しております。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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解除会_東大寺

解除会(けじょえ)は、わが国で古来より行われていた六月の晦(みそか)の「夏越(なごし)の祓(はらえ)」や「水無月祓(みなつきはらえ)」と深い閑係がある仏会。延喜元年(901)三月に東大寺別当律師道義が秋の始めに毎年流行する疫病を防ぐために、奈良の諸大寺に呼びかけて、同年六月二十八日より始めた法会で、七大寺の僧二百四、五十人、楽人六十余人を講堂に集めて行われたと伝えられる(東大寺のhpより引用)



[解除会_東大寺]

乾燥させた茅で編み上げた直径2メートルぐらいの茅の輪を登壇する僧侶がくぐっていかれます。神社などでよく見かけるのと少し違って、童子さんが縄跳びの縄のように一回転させ、それを跨ぐような要領でくぐっていかれます。
(2014.7.28)(奈良市)

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着せ替え法要_はだか地蔵尊_伝香寺

筒井順慶の菩提寺の伝香寺で地蔵菩薩立像の着せ替え法要が行われました。裸の地蔵尊で「はだか地蔵」として親しまれています。年にいちど衣替えが行われます。
今年お伺いした時にはすでに着せ買え法要が済んでいましたので着せ替え後の地蔵尊を掲示します。



[着せ替え法要_はだか地蔵尊_伝香寺]

この裸地蔵さんは元々は興福寺延寿院のご本尊だったそうですが、明治の廃仏棄釈の時にこの伝香寺に預けられたそうで、秘仏とされていますが、年に一度衣の着せ替えを本堂にて行われ、法要が行われます。一年間身につけておられた衣を下着までそっくり替えられます。地蔵さんの裸を見るのもめずらしいことです。尼僧の発願で造立されたお地蔵さんらしく胸飾りがつけられており清楚なお姿です。
(2014.7.23)(奈良市)


2008年の着せ替え法要




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地蔵盆_耳なおし地蔵尊

地蔵盆会式は地蔵菩薩の縁日にあたる24日の中でも盂蘭盆会の7月24日に(旧暦で8月の所も)町のあちこちの地蔵堂で行われます。子供にゆかりがあることから、子供向けにお菓子を配ったり、楽しい行事を催行したりと賑わいます。庶民信仰もいろいろで、吹き出物をなおす地蔵さんや、目や歯や耳をなおす地蔵さんなどいろいろあるようです。


[耳なおし地蔵尊]

この地蔵尊は「耳なおし地蔵」といわれ、耳の病に効くと言われています。
(2014.7.23)(明日香村)


[祈願の石と錐_耳なおし地蔵尊]

耳の病が治るようにと、穴の開いた石や錐がお堂音まわりに供えられ、なおるとお礼にまたそれらを供えるという風習があります。
(2014.7.23)(明日香村)



[供物つくり_耳なおし地蔵尊]

供え物は野菜の作り物で地域の方により手作りでいろんな形の物を仕上げていきます。昔は村中の野菜をこの日に限ってはなにを採ってきてもよかったとか。
(2014.7.23)(明日香村)


[供物_野菜のつくり物_耳なおし地蔵尊]

お参りに来た人が、これを買い求め、地蔵さんに供えられます。その布施が地蔵尊の維持管理費にあてられるそうです。
(2014.7.23)(明日香村)

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子安地蔵会式_帯解寺

紅白の岩田帯を持った練供養がおこなわれ、帯解寺に着くと、岩田帯をご本尊の前に供え、理趣三昧大法要が減収されます。


[岩田帯練供養_帯解寺]

(2014.7.23)(奈良市)


[法要_帯解寺]

(2014.7.23)(奈良市)

2009年の撮影

[本尊子安地蔵菩薩_帯解寺]

足下に赤と白の岩田帯が巻いて御供えして法要されます。
(2009.7.23)(奈良市)

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地蔵盆_吉田寺

 


[地蔵盆1_吉田寺]

(2014.7.21)(斑鳩町)


[地蔵盆2_吉田寺]

(2014.7.21)(斑鳩町)

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水まつり_丹生川上神社

丹生川上神社上社・中社・下社三社による水まつりが行われました。このお祭りは「全国豊かな海つくり大会」が本年に開催され、天皇皇后が来奈されることもあり今年を第一回として以後上、中、下社が共催持ち回りで催行されることになった。


[金幣奉納_水まつり_丹生川上下社]

丹生川上神社への大和神社宮司による金幣参向は「延喜式」に記述があり、1100年ぶりの復活となりました。
(2014.7.20)(下市町)


[水まつり_丹生川上下社]

三社からの稚児が白馬黒馬に乗り斎場へ
(2014.7.20)(下市町)


[神水奉納_水まつり_丹生川上下社]

三社からの神水の奉納。
(2014.7.20)(下市町)


[祝詞奏上_水まつり_丹生川上下社]

普段は祝詞奏上の時は撮影遠慮していますが、稚児さんのたいくつそうな仕草に思わずスナップさせていただきました。子供らにはなんのことやらわからないのでしょうが、こうして参加しているうちに神仏とのご縁が出来ていくんだろうなと思いながら。
(2014.7.20)(下市町)


[舞踊奉納_水まつり_丹生川上下社]

神楽初として山村若女さんによる「水の舞」が奉納されました。
(2014.7.20)(下市町)


[剣の舞_水まつり_丹生川上下社]

日向家巫女に伝わる「剣の舞」。
(2014.7.20)(下市町)


[湯立て_水まつり_丹生川上下社]

日向家巫女に伝わる「湯立て神事」。
(2014.7.20)(下市町)

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風鎮祭_龍田神社

法隆寺の鎮守社として建立されたという龍田神社。ここの夏祭りはもとは風祈祷だったと思われますが、今は地域の夏祭りとして盆踊りやイベントなども賑やかに行われ、本殿の前に願いを書いた札を掛け千燈明が灯されます。


[千灯明_風鎮祭_龍田神社]

(2014.7.19)(斑鳩町)

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御所の献灯行事_鴨都波神社

地元では「鴨の宮」で知られ、旧御所町及び近隣の五つの地区(東松本、竹田、南十三、蛇穴、元町)の氏神と
して崇敬されている鴨都波神社で行われている献灯行事。夏祭りと秋祭り宵宮に、五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願し、氏子地域から「ススキ提灯」と呼ばれる30基余りの提灯が奉納される。
「ススキ提灯」とは、2間半(4.5m)ほどの竹製の支柱に横木を4本通し先端から紐で連結し、高張提灯を上から、2・4・4の合計10張を三段に組みたてて、先端部に御弊を施したものである。県内においては、稲積みの形をススキまたはスズキと称するところは多いが、当社行事では「稲穂そのものの形」がススキ提灯の形と伝えられている。
各自治会や若衆会のススキ提灯による奉納の際に、提灯を回したり肩に乗せたりと大いに盛り上がります。
(鴨都波神社Hpより引用)


[御所の献灯行事1_鴨都波神社]

(2014.7.16)(御所市)


[御所の献灯行事2_鴨都波神社]

(2014.7.16)(御所市)

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護摩供_大師山寺

 


[護摩供1_大師山寺]

(2014.7.11)(吉野町)


[護摩供1_大師山寺]

(2014.7.11)(吉野町)


[護摩供1_大師山寺]

(2014.7.11)(吉野町)

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蓮華会・蛙飛び行事

蓮華会は、金峯山寺の三大行事の一つで、七月七日は役行者が産湯をつかったと伝えられる大和高田市奥田にある弁天池の清浄な蓮の花を蔵王権現に供える法会です。
蛙飛び行事は、大青蛙を乗せた太鼓台が蔵王堂へ練り込み、法要の後、蛙飛びの作法が行われ、最後に導師の授戒によってめでたく人間の姿に戻ります。(金峯山寺HPより引用)


蓮取り行事_奥田

吉野山の金峯山寺蔵王堂で行われる蓮華会に供える蓮を役行者ゆかりの弁天池で108本切り取られます。この蓮を刀良売(とらめ・役行者の母)の墓に献じ、それを吉野に運び上げます。会式の翌早朝から一行により大峯山の拝所などに供えながら山上の大峯山寺に奉献されます。蓮華奉献入峯についてはこちらを参照ください。





[蓮取り行事1_奥田・弁天池]
(2014.7.7)(大和高田市)



[蓮取り行事2_奥田・弁天池]
(2014.7.7)(大和高田市)

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蛙御輿_吉野

竹林院を出発しケーブル駅前まで蓮華御輿、蓮華奉献ご一行を迎えに下り、そのあと蔵王堂まで先導して錬ります。



[蛙御輿1_吉野山]

吉野山の参道を巡る蛙御輿。
(2014.7.7)(吉野町)



[蛙御輿2_吉野山
今年は仁王門が工事中のため、裏すなわち山側から蔵王堂に上がられました。こちらもけっこう階段がきついのですが、一気に駆け上がりました。
(2014.7.7)(吉野町)

この日1000年以上も続いている蛙飛び行事も行われます。不心得な男が神仏を侮辱したのでオオワシにさらされ、その後、男は後悔したので、金峯山寺の高僧が男を蛙の姿にして救い出し、蔵王権現の宝前でその法力によって人間に立ち返らせたという伝説を再現したもの。愛嬌のある蛙が飛び跳ねるめずらしいお祭りです。
蛙飛び行事については過年度分をご参照ください。


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