奈良の他では都祁あたりに何カ所かあると聞きます「天道花」と似たもので謂れもほとんど変わらないようです。
他にも西日本地域では今も結構あると聞きます
天道花は竹竿ですが、ここ高原では林業の村らしく杉の細い幹を使われます。
てっぺんに飾る花も色々のようです。高原では菖蒲、よもぎ、山吹が決まりだったとのことですが、今年は山吹が終わっていたこともあって、まあ他でもよいだろうと紫蘭やドイツアヤメを付けられました。
お供えは「火打石」と名付けられたアンコ入りのよもぎ餅でした。お供えというより振る舞いのようで、すぐにみんなでいただきます。
謂れは、Kさんによると、
1.「卯月八日」の行事で「オツキヨウカ」とも言われて来たので、旧暦の4月8日だったのが、新暦で5月8日に行われるようになった。(正確には新旧歴が一ヶ月遅れではありませんが、月遅れということで)
2.灌仏会の花祭りにも関係しているのかもしれない。
3.この日をもって、山の神が冬の間見守っていた田から山に帰り、代わって田の神が田を守りに現れるという説もあると。
4.菖蒲とよもぎをてっぺんに飾る事や、屋根に投げ上げることやお風呂に入れられる事から端午の節句にも由来しているようでもあると。(ただし高原の端午の節句は6/5だそうですが)
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